長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
ブログ
BLOG
牛伏川本流水路
近場に散歩に行って来ました。高ボッチから崖の湯を通り牛伏寺へ。
その傍にはフランス式階段工と呼ばれる砂防施設があります。
この水路は明治18年に計画され大正7年に完成しました。
地域の洪水災害は多くの被害をもたらしていた記録も残っているそうですが
完成以降、大きな災害もなく、ここに居ると静かな水音に癒されます。
この水路の石組は機能と美しさを備えた貴重なもので熟練した石組技術で周囲の景色に溶け込む曲線を描いています。
今の時代の砂防施設は画一的なコンクリート土止めで里山景観とは馴染みませんが石組は緑の茂る季節と水の音、そして水しぶきの芸術作品の様でした。