長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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屋根のガルバリウム鋼板工事中です。
建物の断面と屋根の形状は内部空間に落ち着き安らぎくつろげる天井の高さと意匠性と断熱材、電気配線や設備の収まりから考えています。そうは言っても木造のスパンや躯体の梁の掛け方から最後はやはり平屋の軒先と重心の持つ美しさを優り試行錯誤しそれでもなるべくスケールを抑える努力をします。
メリットは偉大な建築家吉村順三さんの言葉を借りると全体を低く抑えることで全体のコストも下がり周囲の住環境にも配慮し建物が主張する事無く控えめな印象になる。
勾配も緩やかにすれば雨が漏らない素材と収まりに適う物を使い雨の集まる谷の部分は最近の大雨と将来の更なる天候を
考えると過剰なほどかなり気を使います。
敷地内で処理をするのは雨水の都市計画上の決まりがあるので外部からの雨水の侵入を防ぐこと敷地内で効率よく浸透させること浸透が難しい土壌の場合には通常より深く大きな雨水桝を設けることと雨水桝からの経路を確保するための処理を考えた上でコートハウスの計画は成立します。
簡単なところではコンクリートを打つよりも芝生や樹木を植えることが雨水処理をスムーズに浸透させることができると考え庭と住まいとの関係を大切にしています。
普段は現場でもご近所に工事中は音の面や人や車の出入りでご協力を頂いていますが
事務所で仕事をしていると工事中の音が気になって仕方がありません。
木造の現場と違うのが特にコンクリートの掘削や斫りのカッターやドリルの音でそれはもう凄い騒音というレベルです。
でももう~っ無理!となる頃に丁度音が止まり
休憩時間がとても多い(やはり気を使っているんですね)のと
午後4時半頃とても早い時間に工事終了!となり仕事は大丈夫ですか?と工期が心配になるほどです。
そして
どうしても仕事に集中できない!そんな時は音の聞こえる方向にスピーカーを置いて好きな音楽を聴くと
あれ?あんまり気にならない・・
カクテルパーティー効果と似たようなことが起こります。マスキング現象とも言います。興味のある対象に人の耳は傾いていくのですね。
ひとの体とこころのしくみって本当に良く出来ています。
写真 COJIさん
週末に久しぶりに新しいご相談を事務所でお伺いしまた新しいご家族との出会いがあってその後、安曇野へ施主と友人を訪ね松本市内経由で帰宅するという少しだけアクティブな週末を過ごしました。
STAY HOMEの間はWEBで打ち合わせ今も続いているご家族もありますが漸く通常の(いろいろと新しい生活様式に慣れながら)生活に戻りつつあります。
セカンドリビング
敷地状況に寄りセカンドリビングという住まい方が適している場合もあります。
1階を居住空間とした場合、エントランス、車スペース、庭をどうゾーニングしていくか
生活スペースに庭を取り込み視線を遮るかを考えますが
分譲地で土地の形状にそれぞれのゾーンを持つことが難しい場合暮らしやすさプライバシーを確保できるセカンドリビングが暮らしやすいケースです。
その場合1階と2階を切り離して考えず空間としても
意識としても繋いでいくことが大切になってきます。
エントランスから玄関にはいって階段と土間スペースが絡む場所
そこに外部の光と風景が入り
楽しみながら二階へと流れていく
そんな空間をつくりました。
夕方より配筋検査を行いました。
ガスやさん水道やさんとも打ち合わせを行い上棟に向けてプレカットや材料検査の段取りなど下準備も進んでいます。