長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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昨年より設計を進めて来ました「庭と暮らす家」
お互いに頼りになる関係
家族の絆が深まった一年でした。
街に緑を還元できる様な
緑を中心に考えたコートハウス
動線と収納生活空間を大切にした平屋
家族、兄弟が揃っても還る事のできる家
11月竣工予定です。
STUDIOをこの場に移転して13年目 建てた年にKURAに掲載された。
以来「信州の建築家とつくる家」も継続的に見てくれて「家を建てる時はお願いしようと思っていた」
そんな話を聞かせてもらった。長い年月が経過しても気持ちがぶれなかったという施主さんに逢えて感謝の気持ちで一杯です。
外構工事進んでいます。
基礎工事で出た土を生かしたアンジュレーション
水はけを考えた建物周りの砂利石
設計者側の設計意図と要望を伝えていつも密に進めています。
株立ちのヤマモミジ ヤマボウシ リビングから見えるダンコウバイ
地元の山から切り出した材を使った住宅の考えに添った樹種の選択と施主さんの人柄にあった黄色のダンコウバイさすがです。
庭:三楽
30年は一世代と考えると
高度成長期の建売住宅と今の家づくりはまるでちがう。
30年前の少し浮ついた時代
地元から出て外に目を向けて結局大切な事は内側にあると気が付いて遠回りした今だからわかる事がありますが
当時住宅は一世代だけが暮らし子供は成長すれば一人立ちと通常で考えられていました。
今私達と家を建てる世代は
もっと長い先を見据え子供たちが育った家に結婚してからでも帰って来られるように
拠りどころとなる場所をつくろうとしています。
私達は30年を超えて50年そして次の世代に受け継がれていくように
基礎と構造が整い性能の良さが根底にあり可変性のある空間を大切に考えます。
その上で大切なのはデザインが一人一人の個を表現し居心地が良い家だと思っています。
写真 COJI NAKAO
AULAさんの施主は驚くほど良い人ばかり
と色々な方面から言われます。
何の事は無い自分たちが
厳しい世の中にも少しだけ甘えさせてもらっているだけ
その上
言葉も文章も
スラスラ行かないことはそれをフォーローしてくれるのが施主だったりする。
ありがたくて昨日嬉しいことが続いて漸く長い冬も終わる実感が出てきました。
ひとつは竣工写真、10年前の施主COJIさんが撮影
ツナグツナガルとブログのタイトルにしていますが私達二人は人見知りな分?
コミュニケーション能力の高い施主同士がいつの間にか繋がっている。
そんな事が嬉しい限り。