長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所

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Jan 06, 2019

新月伐採



明けましておめでとうございます。天候に恵まれ気持ちの良い新年を迎えております。
今日、1月6日は月が視界から見えなくなる日です。古来より日本の木造建築は冬の「新月」の日に伐採すると木が耐久性も良くなり粘り強くなると伝えられ行われて来たとの事を林業で会社を立ち上げられた大町の「やまつみの家」のお施主さんよりお聞きし
「林家(りんか)」のお施主さんの山で朝8時より「新月伐採」を行っています。

塩尻市北小野の雑木林は東に向かい傾斜していますが、周囲の山に囲まれ丁度8時頃に朝陽がのぼり同時にサワラの木も大きな音をたてながら
倒れて行きました。
伐採した木は数えたら樹齢75年の「サワラ」で2件の住まいを見守る中心の木となります。

山を歩くと、小さな頃を思い出します。
静けさの中でも包み込まれるような安心感とわずかな音
鳥の鳴き声や葉音。

そして冬に生命力を蓄えて春への準備を続ける生きた樹木や下草
冬の間も僅かな陽の光を受け
美しく生き続ける「苔」の緑

この自然が示してくれる美しさは私たちに「創る」力を与えてくれます。
今年も「思い」から「場」と「住」をつくりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。










Dec 31, 2018

今年もありがとうございました!

本年も楽しい家づくりに関わらせていただきありがとうございました!!
12月30日~1月6日まで年末年始のお休みとさせていただきます。

その間、メール、電話での問い合わせは受け付けておりますのでお気軽にお問合せください。

皆さま良いお年をおむかえください。

Dec 29, 2018

半年後


二列型のキッチン
見せる収納としまう収納をうまく使い分けて
綺麗に暮らされていました。


Dec 23, 2018

上棟式



藪原駅前の「ひなぎく美容室」さんで
上棟式でした。

藪原は木曽の中でも冬は積雪が多く既に雪が吹雪く日もあり寒さも自然との闘いも厳しい場所です。
敷地北側にある河川は昭和中頃に土砂災害があり
旧店舗であった建物はその際に腰上まで土砂に埋まったそうです。
その際に土砂のかき出しや汚れた畳や室内の後始末の事などでご苦労され復旧された話、今の店主の「80代後半のお母さん」が昭和初期にハイカラな美容院として開業された事もお聞きしました。

当時のパーマネントの機械(宇宙服の頭の様なものに電熱線がたくさんある)もお店にあって色々な記憶と物語を持つお店です。

母屋、物置、店舗と宿場町では日常風景ではありますが、連携が必要な工事です。
この建物の連続を解体時には切り離し、そして復旧、仮店舗工事と時遊館の大工さん達と連携し
お施主さんの段取りも素晴らしくスムーズに工事がここまで進んで来ました。



お母さんも張り切って創ってくださった木曽地方の「大平汁」やオコワ(お赤飯)も頂きました。
私達はひとつひとつの事柄にこもった気持ちに応える様にひとつひとつに思いを込めて職人さんと共に良い場所をその場所の「記憶」として創り、また留めて行きたいと思います。
お施主さん、本当にありがとうございました!
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