長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
ブログ
BLOG

来週上棟予定「ひなぎく美容室」さんの構造材木材検査を行いました。水道が民営化され水源も山資源も外国の資本が買いあさり・・という「日本売り」の話題を耳にします。
見渡してみると食料やエネルギーなどを始めとして私たちの生活は自立して生きることが困難な時代にあります。大きな流れは見ているだけで変えられそうもありませんが、出来る限り国産材を使う、近くで採れたものを食べる、衣食住の身近な事から一歩ずつ「地産地消」を意識して生きて行こうと思っています。
外部軒裏に杉板が貼られました。

引き渡しから1年で点検を!いつも考えているのですがお施主さんも私達もあっという間に時間が経過・・その上、行事などもあったりでついつい1年を過ぎて遅れてしまい申し訳ありません。
それはそのはず、家には何も不都合はなくSAKUちゃん 家の暮らしに慣れて快適に暮らしてくれていました。家の中も引き渡しの時と変わらず整然とされ本当に暖かく快適です!と暮らしてくださっている様子があり解り嬉しい限りでした。

松本市内、中町近くのマンションリノベーション工事も造作工事、電気工事が進んで来ました。
天井は出来る限りコンクリート現しに、壁は下地の上にこれからラワンべニア仕上げ
マンションで済む方がいる中での工事は工務店さんがとても気を使う仕事で住んでいる住民の方のご協力無くして進みません。
本当にご協力ありがとうございます。
小さな、神様の印(しるし)に出会う場所
大町市にある神社で敷地内のお蔵を授与所への改修を計画中です。
大町市南に位置する神社は松川村と大町市の境界に位置し信州安曇野から白馬地方にかけて14神社の宮司さんとしてご奉仕されています。集落の人々の拠り所であった神社は常駐する神職や氏子総代がいないのでお守りや御朱印を受けることが出来ず人知れず各所に鎮座されています。神社の授与所を創る事で神社の習わしを身近に感じて頂き、各所にある14神社を知って頂けたらとの願いです。
お話を頂いてから本を読んだり通常より多くの神社に参る様になり、日本人と神社の深いつながりを再認識できました。しかし集落の中で深く人々の暮らしと結びついていた氏神様やお祭りの風習も暮らしの変化、新興住宅地への人の流れ、核家族化で継承されることも少なくなったことを実感します。
そんな時代にあっても地域と深くつながり人々の拠り所として、神職を全うする大町八王子神社の新しい試みに関わらせて頂く事に何かの光を感じる思いです。
