長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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私たちは農村で生まれ育ちました。人の情と厳しさのある中で、美しい風景を当たり前の様に受け取り幼少から仕事をする厳しさも味わいながら野を駆け、川に遊び冒険しそれが今の糧になっています。
今月発売のKURAに「時を想う家」掲載されております。
先日、塩尻市に新しく建築されたコーワーキングスペース+シェアオフィスのプレオープンに参加させていただきました。建築は楽しみながら設計を進めたこと、自由な発想で表現された事が伝わる建築家の良い顔と共に楽しませて頂きました。
STUDIOAULAの最近は、起業家や経営者である施主さんが増えて来たように思います。
仮に施主さんがコワーキングスペースに行くとしてどんな「場」の使い方をするのだろうか?何かを貫く事、協調性、独自性、広い視野をもつことや人を惹きつける魅力に溢れた皆さん一人一人の事を思い出しつつどの様に「ひと」と「場」と関わっていくのだろうかと思いを巡らせてみました。
仕事に専門性があればあるほど、守秘義務も生じ、時代の流れの速さに翻弄されていく中でコワーキングスペースで仕事をする難しさも、ちょっとした雑談や息抜きや視点の変化を欲する事も多々あり、mimosaの様な小さな場所でも出会いで人が繋がり解決策に直結する場面は何度も見て来ました。
その場に揃った時代の最先端を行くIT機器に「さ、さあ!アイデアを出して!」と促されているような感覚に自分の「NOIDEA」に恥ずかしさを感じ、身の置き場が見つからなかったものの、ともあれ塩尻を訪れる役所関係の都会の方々にとっては使いやすそうで良かったです。
一方、HANALABさんやCREEKSさんに、居心地の良さがあるのは苦しみながら混沌とした狭間で民間で運営され、重ねて来た思いやその場所の中に、その街のひとの顔があるからなんでしょう。
「スナバ」にも地元の人が溶け込めれば良い場所になっていきそうです。
下諏訪町でメンテナンス築8年経過した空間はよりお施主さんらしくなり外部はメンテの時期に近くで工事が始まるのでしっかりやらせていただきますね。
「余白の間」では解体が完了しました。数年前に建てられた9坪ハウスと母屋、浴室棟があり敷地全体の関係性を確認。
基礎工事前に大きな石の撤去が必要になり重機につきっきりでGLと基礎の底盤レベルの確認をしていました。
重機で土を掘る毎に大きな石が顔を表します。
小さな石(といっても3トンほど)
重機で持ちあがらない大きな石は境界添いに移動
石を捨てると土が足りず盛土が必要になりました。
また一番大きな石は掘り下げても石の全体像が見えず
石の破壊作戦中です。
景色はとても良くそんな半日も楽しんでいます。
木曽の「四季を感じる家」は親戚の方々にもお越し頂き仏式の地鎮祭を行いました。人のつながりが心地よく感じられる場所でもありまたお気遣い頂きありがとうございます。
仮住まいにされているお施主さん所有の木曽駒高原にある別荘にお伺いしました!雲海も眺められるとのお話で標高にすれば1.300mほど広い空間に夏の間の仮住まいには何とも贅沢な空間です。
大きな予算調整もなく微調整で進みそうでほっとしました。