長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
ブログ
BLOG
今年の猛暑の中で
店舗の改修工事が無事終わりました。
本当に大変に忙しい季節の中で関わってくださった皆様に深く感謝しています。
少しでも補えるように現場の段取りやDIY、部材調達など
sa+T 共同設計で乗り切りました。
外部に開く緑の居酒屋 年輪堂を末永く見守って行きたいと思います。
それにしても暑い夏 第一章はハードでした。
昨日の続きです。敷地の横が学校という環境の中にあり道路に沿った長い敷地は道と学校と挟まれる形でした。生活スペースを守る様に庭を隠す塀を建物と連続させ、また玄関をリビングとの間に土間として考えました。
道路に沿った塀には開口を設けたベンチを設置し、当初はご近所の手押し車の年配の方に使ってもらえればと考えたものです。その後、今は違う年配の方が散歩の帰りに使ってくださるそうでコンセプトも生きていました。
こんな時ほんとこの家を設計して良かったと感じます!!最高に幸せです!
裏も表もなく、道路であっても気持ちよく日常を過ごして貰えればみんなが幸せです。住宅は個人の資金で建てられますが、まちにあっては共=みんなの景観です。「ミンナノハコニワ」はそんな気持ちで設計しお施主さんもそれに応えてくれて寛容にそして庭を育て地域の環境をほっとする場所にしてくれていました!本当にうれしいですね!
とある日曜日に引き渡し後5年経過した「ミンナノハコニワ」さんへ今度着工する「凪の家」のお施主さんをお連れしました!最近はオープンハウスを開催せず(クローズではご案内しています)にいるので家族構成も家の面積や素材も近く住まい方の参考になったら嬉しいなとの動機でしたが、双方のご家族に本当に喜んでいただけた様子です。
また、若い世代の予算で建築した床面積28坪~29坪の家での豊かな暮らしと庭や丁寧な拘りの日常を感じていただけたようです。また多様なお施主さんも増えて来たので公私共にいろいろな場面で活躍し、繋がってもらっていますが完成してからもそれは私たちの大きな財産ですね。
今もこの通りで見かけて事務所に来てくださる方がいます。
私たちの財産 クライアントさんです。
高低差のある敷地では基礎も擁壁も必要になり見えない部分に予算がかかります。
こうした場所は一度施工すれば長く家を支える土台となっていきます。
話は変わりますが
景観賞を頂いたときに一番評価されたのは裏まで美しいと評価されたことでした。
もう5年前になりますが表から見えない給湯機も格子で隠し室外機の水平垂直も気を配りどこから見ても景観に配慮した家はお施主さんの協力があってのことでした。
良いクライアントとの出会いがあり良い家が建ち本当に今も誇りに感じています。
創業30年の色々を刷新しています。
アスファルトを剥ぎ緑をいれて外と繋がるテラスをつくります。
沢山の人とのコラボでお店が出来ていくプロセスが楽しい仕事です。