長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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本年もよろしくお願いいたします。
30日まで打ち合わせ、また新しい年も3日より松本駅前にてリノベーションの打ち合わせをさせて頂きました。
また新しい気持ちで
深く状況を読み建築に生かし進んで行きたいと思います。
4月着工予定の敷地より
何度も方向性を確認しつつ、やはり間違っていないことを再確認
昨日まで仕事で北信に行っていました。
質の良い住宅の設計監理を行うことができた今年はまちづくりやリノベーション、文化をつくる、NPOさんとの仕事など私たちの職域を地域貢献につなげる仕事のはじまる年となった気がします。
建築以外でも「ミモザ」を通してセミナーやイベントを開催「今様」という塩尻のぶどうを使ったワインビネガーが世に出るスペースとなり他にも来年も引き続き、ミモザから様々なことが
世の中に産まれていくと思います。
媒体が報じなくてもお知らせしなくても広がっていく人のつながる塩尻や長野県で暮らす意味を体感していく来年にしていきたいと思います。本年は本当にありがとうございました。
築70年の大規模リノベーション大工さんが苦労して施工していた構造の繋ぎや下地調整が進み形が見えてきました。断熱材の施工、床張り、外壁の下目板張りを行っています。
解体せずに残した通し間と回廊には鉄筋を入れて基礎を打ち、木構造を二重にするフレームを創り、従来の構造としっかりボルトで繋いでいます。2階の小屋組は手作業で作られたトラスが連続し丸太張りも大きな材であったので、断熱材を張りあげても古い手仕事の残る躯体を現しにしています。
回廊からの見通しと庭を見る度にリノベーションを行った意味を見出しています。ようやく外部が囲まれたことで断熱改修も実感し薪ストーブも設置する日を楽しみに進んでいます。
アプローチ側からの視界には田園風景が広がりますが、アプローチとの動線の確保を考えてリビングからの開口をコーナー窓にすることで視界を確保し生活空間が丸見えとならない様に考えました。
農家住宅ならではの生活に即した建物の配置、風景に溶け込む切妻屋根の形は更に磨き直し、残し記憶に風景として刻まれていくことを考え設計しました。
そこにひとつ、エントランスのキャノピーは片流れの屋根、土間に差し込むように新しい空間として認識できるように考えました。私たちの「古いものと新しい世代の調和」という考えを、そのまま形態としています。
松本市で「備えるコートハウス」着工しました。
一部2階案から平屋に。
その過程で季節ごとの光の入り方や断熱のあり方、住み方など沢山の検討を繰り返し、殆どを取りやめることなく積み重ねたものが形になる喜びを感じます。
ひとつのテーマに向けて、いよいよ工事がはじまります。
人の世界、欲にあたりぎみ。
伊勢神宮に来ています。
これでまた頑張れます。
より良くしたい事しか考えられないが、久しぶりに、ただただ解放される時間を楽しみ、清くなって帰ります。