長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
ブログ
BLOG
あっという間に11月に入り今年もあと2か月。一年は本当に早いです。今年はじっくりと「考える」機会にであいます。
イベントにしてもリノベーションに取り組むにしてもまず「安全・安心」が第一に取り組む課題であると強く感じた一週間でした。安易に若者に責任を全て背負わせること(地域には大切ですが)学生の判断に委ねることについて、塩尻市にも提言を続けていきたいと思います。
仕事は順調に進んでいます。佐久市の平屋で上棟に向けて土台が敷かれました。
松本市の多世帯住宅でも土台敷き始まります。
先日まで残暑?と間違うような陽気でしたがいよいよ寒さも増して来た信州安曇野の現場です。
築年数が80年以上経過しているであろう通し間を残し周囲を基礎打ちし構造を刷新したリノベーションの現場。
大工工事も進んできました。
天井の低さと縁側の庭との近さと距離感がとても良いです。
今週は美容室の改修工事の打合せ、友人のマンションリノベ計画、飲食店リノベーションまた2013年に新築した「生まれる家」のお宅でお母さんの部屋を増築をする事になり計画が進行中と店舗や小面積の設計を依頼いただく事も増えてきました。
一方でご実家の横に新築する計画はここ数年私たちの事務所の大きなテーマとなり、さらに最近では多世帯で暮らす事や事務所や店舗のCOMPLEXこれからの時代を象徴するような仕事も進行中です。
人の関係性、そして土地との関係性、将来設計も様々な考察が必要ですが大きなテーマを外さないように計画中していきます。
秋晴れの土曜日、松本市の二世帯、コートハウスの基礎配筋検査を行いました。
全景綺麗に組まれた鉄筋高さとピッチ
高低差のある敷地を生かしたリビングへの階段
1階と2階が緩やかに繋がり
子供達の遊び場になってます。
子供部屋からぐるっと屋根に出られます。
おー楽しそうです。
落ちる心配をされる家庭も多いですがこんな子育ても良いのかな?
自分たちもそうでしたね。
薪ストーブ
みんなで作った日干しレンガもあり。
自由な空気
自由なこ
とても良い家になっていました。
暮らしを考えた時に当然ではありますが、人と人の関係性って大切です。
核家族が増えたという時代を過ぎて母屋の隣に暮らす家・還る家・そして核家族を超えた大枠の家族の暮らしも増えてきたように思います。
中古住宅を購入後、解体、そして現在基礎工事中です。
昭和30年代から始まった高度成長期の住宅造成地は平地なら大きな問題はないのですが土盛りの質が良好でない場合もあります。以前関わった場所でも瓦礫で埋め立てられていたり当時は木造住宅に地耐力を考えるという認識が不足していたためが中古住宅は擁壁にかなり近く雨の通り道もできていました。
今回も基礎から数センチは傾いていた既存建物は解体し擁壁から安全な角度まで基礎を離隔する計画とし、その上で地盤調査を行いました。
幸い擁壁がある場所の高低差が1メートルほど、盛り土がそれほど高くなかったので、擁壁と接する面の基礎は道路地盤まで基礎の底盤を掘り下げ、地震が来ても擁壁が仮に崩れたとしても建物に被害が被らない基礎として考え計画しています。
これが仮に建売住宅だったとしたらどうでしょうか?
やはり自分の目で見ながら納得のいく家づくりを「建築設計専業」の事務所と進めるのが一番安心だと思います。