長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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景観ネットワークのお花見に参加しました。煎茶を趣味とされていた当主,粋な趣味
火灯窓のある土蔵造りの隠居部屋は
スケール感が素晴らしいです。
塩尻市にこんな素晴らしい建築が残っている事を知らない方も多いのではないでしょうか。
是非見学に訪れてみてください。

小野家は中山道の塩尻宿で高級旅籠を営んでいました。
当主の尽力もあり、復元が完了した小野家住宅は予約をすれば土日、入館料300円で見学が出来ます。
サクラの間は解体されてしまった上段の間に続く位の高い部屋として
華やかな嗜好が見られます。
季節外れのお花見の会を楽しむことが出来ました。
塩尻宿は明治16年の大火で町は殆ど消失、当時の面影を残す貴重な場所で外格子には
目の前に火の手が迫りながらも奇跡的に免れた炭跡を裏側に使ったというお話しなど現当主より説明して頂きました。
博物館ではなく、人の手で空間が生き生きとしていく様な場所になって欲しいともお話しされていました。
外の釜戸でご飯を炊いてみたいと密かに思って居ます!
土日は打ち合わせの連続
武川の緑で癒されてます。
寝る時はいつも納戸の暗い場所の
ロビン
珍しく椅子で寝ていたところをパシャリ。
お施主さんのお知り合いで3年前に引き渡しをした住宅をご覧になり感動!頂いて
早速、ご連絡を頂きました。
本当にありがとうございます!良いご縁を築ける様に努めます。
今月は施主工事(プロ級の方はさておき)の手直しやお手伝い→過酷な状態になり・・
と引き渡し、着工物件が重なり右往左往な日々。
色々な場所で協力して頂いているお施主さんはじめ工務店さんと○○くんありがとうございます。

漆器祭りで賑わう木曽平沢に行って来ました。
伝建地区に指定された事で建物の状態は建築当時に復元された場所も増えつつあり
この日は活気に溢れていました。
街道の特徴である間口が狭く奥行の深い敷地。
通り土間を抜けると楽園の様な世界が広がっています。
光と影
敷地の使い方、庭との距離感、光の取り入れ方も
今の建築につなげていく、日本人の私達にとって
日常的に意識している事ではないでしょうか?

現在も施主さんが試行錯誤中でまだ庭は未完成
過去の写真を見ていたら昨年竣工した「思草のコートハウス」のプロセスとなるファーストプランのエスキス時の写真がありました。日付は2012年の4月。
それから1年半後・・・
竣工時のかたちは庭を南と北にとるH型のコートハウス、道路側に開口は設けずハイサイドライトから光を取り込み、平面系はシンプルにまとまりました。
しかし最初のプランまでの試行錯誤は見ての通り全く異なる形から始まっています。
お施主さんの要望と敷地条件、予算、耐久性などを考えながらいくつもの過程を経て初めてお施主さんに提示。
その際に歓喜して頂く時ほど嬉しい事はありません。明日への糧ですね。
さて、下のエスキス写真を見ると最初はハコを3つ繋げるとか、ギャラリーを兼ねたキャノピーとか自由に発想していたことが解ります。予算はとても大切、お施主さんの要望ももちろんとても大切に考えています。が
こうした自由な発想を大切に私達から見て一番良い暮らしが出来る、そして夢を実現して行く喜びと共に新しい生活を迎える家。
それが目指す処です。
もちろん「みどり建築」は欠かせないスタジオアウラです。

