長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所

ブログ BLOG

Apr 06, 2023

昭和時代の木造建築リノベーション

最近は既存建物があってさてどうするかという
計画が多くなりました。
ストックの活用という時代の流れです。
先週も既存擁壁の検討を岡谷市で

原村では大規模リノベーションの内部解体が終わり現場確認をしました。
図面通りという部分と図面には現れない部分
真壁の柱の欠損など
補強計画を練り直し大工さんとも相談しながら進めます。

松本市南浅間の自邸
漸く河川法の届出をしました。
やっと一歩前進です。

Apr 04, 2023

春の小川通信

毎年何回か塩尻市特定非営利法人 春の小川さんから通信が届きます。
2018年竣工した建て替えたグループホーム「こぶなの家」
2020年竣工した作業所「ちゅーりっぷ」を設計監理させていただいた
ありがたいご縁。
読み進めると建物を活用している様子が伝わってほっとします。

通信のA3両面に綴られた理事長はじめ所長や世話人さん達の思いの中に
感謝とありがとうという言葉が本当に沢山出て来ます。

理事長の好きな言葉「分別の寛容は仁愛なり」つい不寛容になりがちな今日この頃
心にとどめて行きたい言葉

そして
現代的な言葉でエシカルを調べると
「お互いさま」「もったいない」「おてんとうさまが見ている」の精神に近いのではないか。
との見解これも心にとめていきますね。

2018年 冬 あっという間に5年

Mar 20, 2023

先週は解体確認と木工事中の現場へ

宮田村の現場打合せでした。木工事が進んで来ました。

回廊からのフレームの連続と
切り抜いた屋根と回廊のトップライトが特徴です。

拘りはUA値0.30の断熱性能と
SORAヒーターを設置した一次エネルギー消費量
計算値でBEI60以下の数字で
エネルギー使用量も抑えられる平屋の住まいです。

Mar 18, 2023

混沌とした時代の中で

既存宅地や既存建物などストックを活用する時代です。
また建築基準法やエネルギー問題に対応する事が大切な時代になりました。

ストックの活用では
昭和時代に多用されたブロック塀の劣化が社会問題となり
耐用年数を超えた擁壁も大きなリスクと隣り合わせです。

今でこそコンクリート強度は
耐用年数を50年と考えてFCを設定しますが
昭和時代の擁壁では長期許容応力や設計基準強度を指定する以前に
鉄筋や凍結震度に至る擁壁のL型基礎も存在しないことも多々あります。

最近多くの時間を費やしている事は
性能評価に至るまで基礎や構造を入力しながら
どこへ負荷がかかるのか地耐力と基礎底盤のモーメントの関係
基礎配筋の合理的な配置や強度を
自分の目で確かめながらの設計です。

数字は正直な部分とそれだけでは測れない部分があり
数字を読み解きながらお互いの経験値から多くの議論を繰り返し
(むしろほとんどの議論が構造について)
諸条件より深く考えていくようにすると
生活の至る所に数字が表れることが
とても楽しくなってきました。

例えば高速道路の微分から導かれた曲線の走行しやすさと美しさを兼ねた解析
ゼロに近くなるけどゼロにはならないデカルトの考えの偉大さに
今更ながらはまってしまいました。

それにしても一般のコンクリート強度は約50年~というのに
石積の力強さ職人の技には計り知れない価値があるように感じます。
(基礎下には柱状改良工事を施工しました)

写真は関係ないですが
露天風呂が出来ました。

Mar 14, 2023

既存ストックを活用すること

原村です。
ご実家で昭和から使われていた別荘を30代の施主がすまいとするリノベーション計画
解体前のお祓いを執り行いました。
euphoniumという楽器 知らなかったのですがアニメの主人公もいる程ブラバンでは人気が高い楽器
(saxhorn basse)

初めてお会いしてから今までの変化が素晴らしく
創り上げる事へのポジティブなエネルギーは
音楽も建築も場所も同じ

今日から部分解体です。


こちらは既存宅地を生かす計画です。
雨がやんで解体が始まりました。

長く住まいとされていた場所で
ご家族がゆっくりと暮らしを楽しむ住まいに建替えです。
利便性も良く本線から細い道に入り静かな場所で暮らしやすく

アスベスト調査の結果無事に未検出となり
解体工事が一気に進み今週で更地になりそうです。

PAGE TOP