Apr 18, 2023
Apr 18, 2023
Apr 06, 2023
Apr 04, 2023
毎年何回か塩尻市特定非営利法人 春の小川さんから通信が届きます。
2018年竣工した建て替えたグループホーム「こぶなの家」
2020年竣工した作業所「ちゅーりっぷ」を設計監理させていただいた
ありがたいご縁。
読み進めると建物を活用している様子が伝わってほっとします。
通信のA3両面に綴られた理事長はじめ所長や世話人さん達の思いの中に
感謝とありがとうという言葉が本当に沢山出て来ます。
理事長の好きな言葉「分別の寛容は仁愛なり」つい不寛容になりがちな今日この頃
心にとどめて行きたい言葉
そして
現代的な言葉でエシカルを調べると
「お互いさま」「もったいない」「おてんとうさまが見ている」の精神に近いのではないか。
との見解これも心にとめていきますね。
Mar 20, 2023
Mar 18, 2023
既存宅地や既存建物などストックを活用する時代です。
また建築基準法やエネルギー問題に対応する事が大切な時代になりました。
ストックの活用では
昭和時代に多用されたブロック塀の劣化が社会問題となり
耐用年数を超えた擁壁も大きなリスクと隣り合わせです。
今でこそコンクリート強度は
耐用年数を50年と考えてFCを設定しますが
昭和時代の擁壁では長期許容応力や設計基準強度を指定する以前に
鉄筋や凍結震度に至る擁壁のL型基礎も存在しないことも多々あります。
最近多くの時間を費やしている事は
性能評価に至るまで基礎や構造を入力しながら
どこへ負荷がかかるのか地耐力と基礎底盤のモーメントの関係
基礎配筋の合理的な配置や強度を
自分の目で確かめながらの設計です。
数字は正直な部分とそれだけでは測れない部分があり
数字を読み解きながらお互いの経験値から多くの議論を繰り返し
(むしろほとんどの議論が構造について)
諸条件より深く考えていくようにすると
生活の至る所に数字が表れることが
とても楽しくなってきました。
例えば高速道路の微分から導かれた曲線の走行しやすさと美しさを兼ねた解析
ゼロに近くなるけどゼロにはならないデカルトの考えの偉大さに
今更ながらはまってしまいました。
それにしても一般のコンクリート強度は約50年~というのに
石積の力強さ職人の技には計り知れない価値があるように感じます。
(基礎下には柱状改良工事を施工しました)
写真は関係ないですが
露天風呂が出来ました。