長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所

ブログ BLOG

Aug 18, 2022

谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館


寺町からのファサード

金沢中心部は浅野川と犀川のふたつの川と三つの丘陵地が特徴で
そのひとつ寺町と犀川の間の丘陵地に建つ建築館
建築家 谷口吉郎の生家の土地に建つ建築と都市のための小さなミュージアム

藩政期建築、近代建築、現代建築まで金沢は「建築の町」と自伝に記されているように
奥深いそして美しい場所でした。

建築は
丘陵地に階段と通路を設け犀川へ
この通りを繋いだこと
閉ざされていた場所に風景を繋ぐこと

かつて犀川添いに住み寺町との間の隔壁の様な丘陵地を自転車で行ったり来たりした自分にとって
まず物語と映像を描く建築の在り方
そしてこの場所性が建築に寄って開かれて行く意味を感じることができました。

暮らしたのは1993年~1997年(イタリア留学を挟み)1999年~2002年
金沢城跡地から金沢大学が移転し橋爪橋と橋爪門など五十間長屋と整備がはじめられた頃

特にイタリアから帰った3年間は犀川を眺められる
犀星通りのハイツに暮らし
犀川の流れを楽しみ慈しむ芸術と座禅と建築にのめり込み図書館に通う
抒情詩を描く様な暮らしでした。

生まれ育った奈良井川の音と
犀川の傍に暮らす日常を重ねて
朝目覚めた時には全てが初めから生きることを
許されたかのように錯覚してしまうほど。

生きることや日々の暮らしや仕事の悩みに翻弄され
この場所性、豊かさや建築に充分に浸るまで金沢を知ることもせず
ひたすら本と妄想の中で若き悩みを抱いて。

それでも
今回の訪問で近くにあった優れた建築と文化が
間違いなく自分の一部であると感じとれました。

Aug 14, 2022

美須々の杜のモール


楽しみにしていた施主さん 作家さんが頑張っている美須々の杜のモール
また合言葉のように
行きますか?
行きますよね?
楽しみですね!
と最近多くの施主の会話に登場した松本の美須々の杜のモール

朝は台風の影響で雨
心配してましたが途中で上がって丁度良い気候

買い物をしたりおしゃべりしたり子供たちの笑顔に出会い
食べて飲んで帰宅

夕方までゆっくり過ごしお寺とお墓参りへ出向きました。
こんな日常の繋がりと幸せを味わえるのも先祖や親のお陰と
感謝の気持ちをお伝えしてきました。

今年は実家ではなく
このSTUDIOの小さなお厨子の中に先祖の魂に来てもらい
私達なりのお盆をお迎えしました。
お厨子前には小さな猫の線香立てがあります。

Aug 13, 2022

私達の考え

HouseLaboratory
切り開く意思と意図

住まいを創ることは人生の大きな節目です。
節目は何度かやってきてそれが一度に重なることもあり
その際には辛抱が必要な時期もあるでしょう。

家は健やかな時も病める時も生に向かう場所であるべき
それは建築家 堀部さんの言葉。

その決意と意思を持つ時そして自分の人生を切り開く強さがあって
何にしても真剣に向き合い丁寧に考え
辛抱強くここに竣工を迎えることが出来ました。

それは全て施主さんが自らの意思で掴み取った場所で
様々な家づくりを通して人の強さを感じます。
例えば機会を待つことや
喜怒哀楽と向き合うこと
そんな時は私達の仕事は寄り添うこと

最後に「STUDIOAULAにお願いして本当に良かった」との言葉

かけがいのない人生のひと時を共有できたこと
こちらの方が心から幸せです。

Aug 13, 2022

上棟しました。


手刻みで材木を加工していた現場で雨が降る前に
無事上棟しました。

Aug 10, 2022

竣工写真

竣工写真をCojiさんに撮影お願いしました。
小さなひとつひとつを大切にしている施主さんの暮らしが
写し出された風景の様な写真

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