長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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住宅の設計というものは純粋で神聖な行為だと
最近改めて感じる出来事が続きます。
自分の価値観と資金と向き合いできる事と出来ないことを
理解して選んで空間としてつくりあげていく。
実態として現れ実感として感じる手の届くもの
夢だけを追っていても成立せず何を選ぶかで生活が変わっていく
一部始終把握して自分らしく思考していく行為は純粋そのものです。
この時代にあり建築を求めて日々葛藤する同志や施主や職人さん
皆に幸あれと心から願います。
茅野市で天候も良く無事に上棟しました。
松本市里山辺の「無相の家」漸く木材が揃い検査を行いました。
建てて頂いた住まいを見てご相談を頂くことが増え
施主さん繋がりでという流れ
重ねてきた年月を感じ
本当にありがとうございます。
昨年引渡しをした松本市の住まいの外構が完成したので訪れました。
桜並木が借景となるリビングダイニングはあっという間の桜の満開の中
テーブルの位置を変えてみたりお花見ランチを数日楽しめたそうで
この土地を共に選んで良かったと何度もお話ししてくれました。
ダイニングのテーブルの上に置かれた星座表
子供室へ行くと天体望遠鏡があって星と空と夜も昼も自然と対話しながら
暮しています。
子供室のこの低さと窓の位置がとても気に入ってくれている様子です。
来月上棟予定
松本市の住宅でも木材検査です。
実家の敷地内にすくすく育っていた樹齢100年ほどの杉を伐採し
使う予定です。何世代かのご先祖様が管理をしてくれていましたが最近は手入れもなくということから
節の多い柱と大黒柱が一本
子供室に色々な節があり構造材というよりも象徴として(いろいろあってまたそれも良し!)使います。
大黒柱はミズ割れもありもう少し加工していくと大きな割れも出てくるかもしれませんが
彫刻の様に寛大な目で見て行きたいと思います!
これは先祖や親せき兄弟の思いの詰まった柱
子供たちの成長を見守ってくれるはずという願いを込めました。
またまた小笠原さんは3人いないと持ち上がらない
柱をどう手加工していくかと思案中の様子
多大なご苦労をお掛けしてしまいますが頼りにしています!