長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所

ブログ BLOG

Oct 11, 2021

上棟式を行いました。

塩嶺高原の別荘地は赤松もありますが

山桜やシャラの木ヤマボウシそしてナラの木など豊かな植生に恵まれた標高1.000メートルの

高原に位置します。

その良さは利便性にあり塩尻インター岡谷インターへ車で15分

通勤も便利、定住者も多く施主さんの候補地は3か所ほどありました。
私たちが今の場所に絞った理由は

南へ下がり豊かな森を目の前に見て、夏は木々に守られ冬は落葉した後の南からの光で温熱環境が保たれ住まうには最適な場所であると感じたからです。
またリビングスペースから隣家が全く見えない敷地であった事が理由です。

私たちも今は職住一体の事務所にいますが
実は住むことと二人の生活を楽しむ住まいをここ数年考えて来ました。
森で暮らすのかまちの中で暮らすのかと葛藤の日々の原村?茅野?軽井沢?と土地を訪ねて3年

一度はこの敷地を候補地として検討していました。

(結果自分たちは二人だけ、車がなくても生活できる土地を選択)

計画は高低差を生かし1階は強度を持たせたコンクリートを高基礎とし
湿度や雨や倒木からも守られるように床屋さんファンも設置しました。

ピアノを搬入し心地よい音量で響かせる為の天井と室内容積などを考え道路から直接入る場所にキャノピーに守られたエントランスを設け

そこからホールでリビングの大きな引き戸を開けると目の前に豊かな植生の森が広がります。
グランドピアノを弾きながら見える開口を一番良い場所に配置しています。
水回りは水勾配と排水を考慮して道路レベルの位置に配置しました。

ピアノの他に何とチェンバロも。

そして出会いから5年 不思議で嬉しい縁があってこの場所があります。

本当におめでとうございます!

年末の竣工まで大工さん工務店の時遊館と共によろしくお願いいたします。

私のピアノは基本が大切だと気が付いて4.5番の指の粒をそろえる目標
HANONを弾く日々

カッチーニのアベマリアを練習していますが

少しも上達しません。

Oct 11, 2021

寒露 初候 雁来る

私たちのサイトをご覧頂きありがとうございます。
先週は上棟式、現場打合せ、事務所でもZOOMでも設計打ち合わせ
朝も夜も涼しくなりましたが

日中はまだまだ暑く現場でも事務所でも水をたくさん飲みながら進んでいます。

光の中に

今はコロナもあり世界中が靄に包まれた様に前に進む一歩を踏み出しにくさを感じる日々。

しかし時間は流れていく、そして私たちは知恵を絞りできる限りの気持ちを込めて日常を過ごしていくことしか出来ません。

5年前ふとしたことがきっかけて塩尻の商店街の中、古い事務所を個人で借り

資金を出しリノベーションをしました。
何かに背中を押されたような若しくはストックを生かし受け継いでいくという社会的な使命感からの

思い込みが強かったと思います。

この計画は先が見えない、借り手も解らないそして資金も使う中で不安で一杯でした。
そんな時東京から帰省したばかりの若い青年から相談がありました。

ピアノを思いっきり弾ける場所が欲しいという話です。

この時まちの中に一件の空き家がありそこを使えたらと漠然と話を進めていましたが、
空き家の事で様々な問題もあり結局それは立ち消えとなりました。

その後は空き家は人の思いが介在し叶わないことも多くいろいろと経験させていただき
リノベーションやまちづくりを程ほどの距離感で考えるようになりました。

オフィスは有難いことに今も若いアニメーターが借りてまちに開いてくれています。

 

昨年のこと
あの時の青年から森の中でピアノを弾く家を建てたいと相談が来たのです。

これは5年間の出来事を肯定されたかのような本当に嬉しい事でした。
考え直してみますと腹をくくり進めて行こうと思ったリノベーションがきっかけで

自分たちは様々な出来事に遭遇しそこには独立してから経験したことのない
一個人として
複雑な人の苦しさや熱い思いがダイレクトに投げかけられる状況があり

「共に」という今の事務所のフィロソフィーへと繋がっていきました。

 

 

Oct 08, 2021

お手間をおかけします。

先週から東北そして九州 昨夜は東京と関東で地震がありました。

今暫くは日本中が地震について用心する時期にありますので重い荷物やタンスなど倒れないように

そして慌てないように心がけて行きましょう。

松本市里山辺で農地転用の許可がおりました。ご実家の樹齢百年の杉を伐採して新居に使うことになり

朝から伐採の立ち合いに向かいました。

百年前にどんな時代を思い描いて木を植えたのでしょう。

先の子孫が豊かに暮らせるようにと願って手入れもされて来た貴重な杉の木を

生かしていくことは私たちの仕事。

思いの残る木を新しい住まいに使う事は皆を大切にする思いを受け継ぎ

そして木の暖かさが長く家族を護ってくれるはず。

伐採前に新しい家で使う場所を決めてその長さに切ってもらいます。

畑から高低差のある敷地の運び出しは手段が限られそこが難題でもありますが

今回は無事に

トラックのある道路まで運ぶ機材と方法を検討し解決できたので

根羽村森林組合に引き取りに来てもらい乾燥加工してもらいます。

 

 

 

 

 

 

Oct 07, 2021

美しい日本の旅館

北信地域にある旅館レセプション ラウンジから見える庭園

旅館にはいくつかの日本庭園があり豊かな湯量の温泉も楽しめるので
長野県民割を使い宿泊する事にしました!

家の中で我慢してきた日常生活に漸く潤いが戻りそうです。

この日は

計画中のプロジェクトの見え方や地域との繋がりについて

検討するために宿泊の予約に寄ってみました。

日本庭園の緑が美しく掛け軸など古美術品に囲まれたレセプション

季節ごとに入れ替えられるそうです。

折角の機会になるので普段のシンプルな日常とは異なる奥行き感と

非日常の世界を体験していくことも楽しみです。

 

 

Oct 07, 2021

モルタル仕上げ

 

松本市島内の現場です。
外壁のモルタル仕上げのテクスチャーと色の確認で

朝から現場に

7時半前に出たのですが通勤時間で道が混みあい

到着が遅くなりました。

毎日通勤していた時代を思い出しました。

焦りは禁物です。

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