長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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清明 せいめい
初候 つばめ来る
先週は見積もりの調整と竣工現場、材料検査、森の樹木伐採
それから計画中の施主さんと織部製陶さんの工場見学へ
日本の土で手仕事でつくられる過程
と焼成に時間をかけてつくられていく煉瓦タイルは
ひとつとして同じものはなく
普遍的な素材
日曜日はこれも施主さんの縁で初めてのセレクトショップに行き見立てをしてもらったり
多くのはじめてのことを施主さんのお陰で経験でき
いつもながらの幸せな日々。
織部製陶さん応接室 桜が満開
見る人すべてが感嘆する風景でした。
地産地消を意識する内に電気消費がやはり気になり
毎日カテエネを見ながらこまめにエアコンやパソコンのスイッチを切ったり入れたりしています。
すると昨年より15%ほど電力消費量が減りました。
付加金の負担があるので電気代は減っていないのですが
少しだけでも地産地消をしたいと思い信州green電気に変えました。
(なつくんの飛ぶ空を大切にしたい気持ちがあり)
信州の水資源を生かした電力で割高になります〈注)が
私たちは意識して節約し乗り越えていきたいと思います。
多治見市 タイルの原料を掘り出す採土場をモチーフにした藤森照信さんの設計した
モザイクタイルミュージアム
すり鉢状の斜面に不思議な形の土壁がギャラリーとして象徴的なファサード
何度も写真で見て訪れたいと思っていました。
印象は奥行きの薄さとやはり面白さ
吸い込まれるように壁にある小さな入口に向かって歩いていきます。
内部と内部は共調し場所場所にある開口が効果的な光で内部を照らしています。
驚いたのは存在するその場のイメージが
普通の市街地であったことです。
想像したイメージは草原の中、それだけ完成された風景が建築で生まれたことに驚いてしまいました。
住まいが建つ場所の伐採が終わり
丸太の運び出し作業が進んでいます。
一緒に来ていた鷹のなつくん
まだあどけなく1歳で小柄ですが25年生きるそうです。
どうかなつくんが生きている間
自由な空と自由な自然がずっと残っていますように。
私たちみんなで少しずつ節制する気持ちが地球のためになることを信じて。
来年着工予定の計画の準備期間で
少し南へ行きました。
江戸時代から昭和初頭まで人の営みと共にあった赤松林は今長野県全域に松くい虫の被害が広がり
特に安曇野から松本市にかけての里山で目にする風景が変わって来ました。
長野県のあるべき景観、風景とは何か?
暮らしが変わり残すべき景観が変化を遂げる時に
新しい方向性ビジョンを描いて
長い先の未来を考えることが必要な時期なのだと思います。
先日審査会案件に明治の建物の移築計画があり
意図は外れていることは承知の上で長野県建築審査会にて提言致しました。
基礎工事松本市「共に空をつくる家」アンカーボルト検査を行いました。
現場に行く際には
農転申請準備中の敷地と見積もり準備中の敷地、計画中の敷地を何度も見に行きます。
春になりPM2.5が黄砂と共に飛来する季節
毎年のようにこの時期には少し体調に気を配る必要がありますが
今年は尚更気を付けます!