長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所

ブログ BLOG

Sep 16, 2020

曖昧な境界がもたらすもの

解体は無事完了
地域資料に寄ると解体した住宅は
戦後復興住宅として昭和24年に建築された市営住宅の長屋の一件でした。
当時は浅間温泉まで市電が通りその駅が近くにあり賑わいを見せ始めていた頃
まだまだ周囲には桑畑が広がりのどかな景色の地域に近代化がはじまりました。
まず初めに
宗教建築が建てられ大きな一帯を形成していた様子です。

今日から繋がっていたお隣の補修工事が始まります。
以前の住まい手はお一人で長く暮らされご近所付き合いも大切にされていました。

基礎が足りないので今日から基礎やさんが基礎工事を頑張ってくれます。

またお隣さんは毎日解体屋さんに声をかけてくださりおやつまで[#IMAGE|S179#]
人情と繋がりが残る場所
設計は長期間ながら未完のため着工は来年予定

Sep 15, 2020

夢を描いて


 アルヴァル・アールト、Alvar Aalto マイレア邸 2019 8.30

1年前、フィンランドへアアルト建築ツアーへ

ふたりで企画し旅をしていました。

帰国後秋ごろから同じ志を持つ
源池設計室 轟 真也+轟 洋子さんと
下記の様な企画を松本市美術館で建築展を今年9月13日14日で計画していました。

コロナが無ければ今頃は打ち上げも無事終わり

大きな何かを得ていたと思います。

企画は残念ながら幻となってしまいましたが

またいつか皆大好きな北欧と建築家アアルトをもっと深く知って頂き

同じ視点から暮らしを楽しむきっかけになったり

建築展がきっかけで色々な繋がりが生まれれば楽しそう!と考えています。

以下企画内容になります(幻の)

タイトル 「信州の暮らしと建築展」

 山に囲まれ豊富な森林資源をもつ信州。

四季がはっきりとわかりやすい、空気を感じられる暮らしを

住宅設計を通して、日々暮らしのあり方を考えている4人が

今思う心地のいい信州の暮らしと住宅について考える。

 

1回目となる今回はそれぞれが体験した夏のフィンランドと冬のフィンランドの

街並みと建築を

スライドショーでご紹介。

 

そして暮らしの器となる「家」

寛ぐ空間、集う空間、学ぶ空間、飾る空間

迎える空間、触れ合う空間、気分を上げる空間

音を楽しむ空間、まったりする空間、落ち着かせる空間

などなど、家の中の様々なシーンを写真パネルで紹介。

 

子供たちにものづくり、家づくり、まちづくりの楽しさを体験してほしい!

ワークショップを開催します。

 

「みんなでアアルトの街をつくりませんか?」



幻になってしまいましたが

また何かを考えて行ければと思っています。


お互いにユニットとは言え

4人それぞれ取り組む姿勢があり

建築へのアプローチ、考え方はもちろん多様で

似ている感覚があるから長く続けて来られた。

個々の違いを認め尊重しているからユニットが成立するという。


そんな大切な同志

いつも刺激をもらいありがたいです。

 

Sep 13, 2020

生まれ代わることもある

空き家になった実家の近くで「なじむ家」木工事中
いつも息子さんと共に打ち合わせに参加していただいている。

空き家も生まれる一方で
この場所に以前住んでいた家族から
新しい家族に代わって
周囲も組も区も皆喜んでいる様子。

本当にうれしいです。
出来るなら来春になりますが
燕家族の引っ越しをお許しください。(笑)

Sep 13, 2020

庭木の手入れ

3年ぶりに実家の庭木と事務所のお手入れに三楽さんに来て頂いた。

鬱蒼として草が藪と化した事務所の小さな庭も漸く綺麗になりました。

実家は父母が集めて目隠しに植えまくった樹木が
所狭しとある雑多な庭でそこに実生の桑やもろもろが加わりもはや素人では手の施しようがないほど
今年の春一番の燕はヒナが孵って無事に育つことを願ったが
1週間ほどで姿を消した。
7月にもう一度ヒナが孵り無事を祈りながら蛇除けを撒き、育つことを見守って
8月も近い頃、丁度巣立つ姿を見ることが出来た。
親が促し空を舞いその日は巣に戻り夜を越して次の日は戻らず無事に仲間と合流できたらしい。
7羽という大家族は玄関先の長くうっそうとした松の枝に守られ母の多動も功をそうした。
人が住まなくなったら燕も来ない
ひとと共にあり
その数は年々減少していると聞く
PAGE TOP