長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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余白の間竣工現場で便器の納期がでない。
TOTOの工場で部品調達が出来ずユニットバスなど設備他のメーカーにも影響が出ています。
NET上の情報では中国の工場が操業が滞り始めたのが昨年11月ころ
その当時は全く他人事でしたが
実害が出て初めて「自分事」になるのが人情
これからどうなっていくのが心配です。
とは言え自分にできる事は
うがい手洗いマスク(ほぼ手に入れられない状況・・)そしておろおろせず状況を見極めること。
外国に頼って来た日本の景気、もの作り、食料は危機管理が難しく
半面
週に一度届く「無農薬野菜」がとてもありがたいです。
夕べのポトフはちじみキャベツ、紫芋、小玉ねぎで越冬した根菜の甘くて暖かく
季節の物を頂くこと
地域で手が届くものを生かす、地産地消の意味を思い知りました。
薫風の二世帯住まわれて約1年半です。
建具の調整などありますが快適に過ごされていてほっとしました。
親世帯は庭や趣味が充実し益々元気に
子世帯は相変わらずのセンスの良さで
好きなものに囲まれ引き渡した当時より彩のある施主さんらしい住まいとなり赤ちゃんだった子がおしゃべりをして自分のお部屋で遊ぶ姿がありました。
実際に住んでからの暮らしを感じる本当に嬉しい時間です。
丁度1年前より計画がはじまった大町八王子神社授与所の竣工式に出席させて頂きました。
地域のコミュニティを繋ぐ神社が他の地域から訪れるひとによりこれからも長く古来からの自然崇拝への祈りが続いていく事を願いお守りと御朱印を頂ける場所になりました。
清らかな儀式の容は多忙な心持も日々の雑踏も忘れさせてくれます。
関わってくださったアトリエM4 前田さん親子山共建設さん、三楽さんと共に多くの恩恵を頂ける様な御祈祷を受け身が引き締まる思いでした。
新年1月1日は午前中は開所されているとのこと。数年間貯めてしまったお守りとお札をお返しに参りたいと思います。
本当におめでとうございます!
地域に関わる良い仕事をさせて頂き感謝申し上げます。
昨年引き渡しをしました二世帯住宅の外構工事
あと一息で完成します。
話は変わりますが
土地の調査で様々な市町村へ出向きます。
例えば東御市、松本市、塩尻市
その中で危機感のある自治体の若い世帯への応援体制に感銘を受ける事がありました。
農地転用の書類を受け取りましたがその後電話があり他に必要な書類も郵送してくださるとのこと。
この場所なら住む方も安心して移住できそうです!
その市町村の印象は
窓口業務の人により「まち」への思いが大きく変わっていく事を実感しました。
最近、嬉しいことに松本市内の敷地調査も増え
河川法申請を必要な場所での設計は初めて・・
昨日奈良井川改良区へ出向き松本市内の生活は河川とは切り離せないと改めて実感。
同時にこちらの不足を補おうと担当者さんが
土木と建築の異なる部分、図面の読み方、成り立ち、レベルの読み方まで
教えてくれました。
私は奈良井川の左岸で生まれ育ち
川の流れのある場所に戻りたいと潜在意識の中で感じています!
金沢、フィレンツェ、京都と暮らす中でひとと川との関係がとても好きで
更にその思いが強くなりました。
河川に近い計画は気候と予想される事態と向き合い
より心情に寄り添った住宅が出来る様に考えて行きたいと思っています。
画一的な土地画一的な間取りという機能的な暮らしを望む時代から余白余地を持つ場所でゆとりを探すときに移って来た実感があります。
時代に添う事は相変わらず仕事に集中しながらという状況で建築の勉強会や会で知る事よりもお施主さんの思いや拘りから実感し学び具現化しています。