長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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HouseLaboratory
切り開く意思と意図
住まいを創ることは人生の大きな節目です。
節目は何度かやってきてそれが一度に重なることもあり
その際には辛抱が必要な時期もあるでしょう。
家は健やかな時も病める時も生に向かう場所であるべき
それは建築家 堀部さんの言葉。
その決意と意思を持つ時そして自分の人生を切り開く強さがあって
何にしても真剣に向き合い丁寧に考え
辛抱強くここに竣工を迎えることが出来ました。
それは全て施主さんが自らの意思で掴み取った場所で
様々な家づくりを通して人の強さを感じます。
例えば機会を待つことや
喜怒哀楽と向き合うこと
そんな時は私達の仕事は寄り添うこと
最後に「STUDIOAULAにお願いして本当に良かった」との言葉
かけがいのない人生のひと時を共有できたこと
こちらの方が心から幸せです。
時代の流れもありリノベーションの計画を進めています。
珍しい鉄骨造の住宅
今年は仕事の幅が広がる節目の年のようです。
そして進行中の現場
来春着工予定の住まいの打ち合わせでした。
暑さが緩み今日は体には丁度良い気温の日
およそ1年かかり労力も情熱も傾けて来た小さな宿泊施設3棟の新築と改修工事
建築とは多くの法的根拠をクリアするために
意匠だけでなく様々な専門家と横断しながら練り上げていく行為。
計画では同時に周辺環境と歴史、そして進みべき姿を構想しつつ
建築では単純でありながら創造性が必要なそして取捨選択と決断と検討を日々を繰り返し
この厳しい時代と向き合い建築に翻弄されている。
多くのひとに教えてもらい多くの労力もかけてもらいながら形になった事とならなかった事
そして共に進んで来た事業主の持つ静かな中でも流れる純粋な情熱とまちへの思い
「共」を事務所のフィロソフィに掲げてから思い描いてきた道へと
舵を切った喜びそれを糧に進めて来ました。
この乱高下の連続(大げさですが)が知となり肉となりそして漸く最近になり自分自身となった。
その中で
後藤新平「帝都復興構想」関東大震災の後で日本の物資の乏しい時代に東京を復興させた後藤新平の功績を
思い過去の政治家の偉大さを思い知る日々。
形になるまであと少し
大切なものを再び確認しながら進めています。
茅野市で
2007年に設計させていただいた施主さんの自宅へ
5坪の増築の設計をさせて頂きました。
とても尊く価値のある仕事です。
頂いたお弁当 自然からの恵みを手間をかけて調理してくれるお弁当やさん
動物性ものは皆無で本当にエコ
ずっと他の場所を借りていましたが
自宅の増築で新しい一歩を踏み出します。
そして子供達へ料理教室もご自宅でされています。
食の安全、手間暇をかけること一品ずつが大切な行為のような時間と共にある。
未来をつなぐ人をつなぐ大切な場所を設計させていただき本当に嬉しいです。
6/13着工 「森の大工 ひらの」さん施工で8月完成します。
東御市の「陽怜の家」の配筋検査の後、小諸市へ
これ以上ない程の絶景の中、仕事を黙々とされている。
そして可能性を秘めた地区
ここである人と逢ったことがきっかけで栃木県のココファームを知りました。
障害があってもなくても同じ。
自然と共に人の役に立ち生まれる生みだす喜びに溢れたひとの顔
そして生み出されたワイン
COCOFARM&WINERY (cocowine.com)
この地でそして塩尻でも全国どの地でも天国のような場所が出来ればと
強く感じました。
人を知る自分を知るそして行きたい道を知る
そんな人なり
爽やかな風が吹きました。