長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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ハードで充実していた昨日の夕食は年輪堂のマスターご家族と他のお店で反省会をしました。
年輪堂の仕事は改めてプロセスからお店も店主も家も家族も住まいもそして建築も建築家も育っていくのだと感じさせてくれた貴重な仕事です。
お店はその後も成長するためにそして私たちも成長していくためにこれからも時間を共有していこうと思います。
仮に居ぬきで借りたスペースで何も加えずに使い続けるとしたら思い入れも物語も何か足りなかったかもしれない。
改修工事のプロセスでお店の場所からはじまり、使う機器、これからの事、そして料理やひとの配置などなど考え過程で愛着も準備も整っていく その過程を目にし感じ覚悟をみた。
プロセスに関わり直観を生かし多くの人と関わり声を聞く内に自分らしさに気が付いていくそしてその場所がどんな場所であるべきかが見えてくる。
紆余曲折してもやがてその人に惹かれてその場所に足を運びひと時を共有する人が集まる。
プロセス これからも共に考える過程を大切にしていきます。深く悩み、ひとの表も裏も喜怒哀楽も共有していく人間らしさがあっての建築
現場で起こった事、喜怒哀楽過程を経ればすべてが楽しい思い出です。
来年秋の着工ですが本当にゆっくりと伊那市の計画も進めています。
景観に恵まれた敷地
店舗併用住宅が続いています。
日々、研鑽し葛藤し心情をくみ、過去をふりかえり仕事と人生がひとつの重なる道でありそれが建築に関わるものの使命です。
今一度理想を語ることをやめないで行こうと歩むことを恐れないように行こうと思っています。ありがとうございました。
建築家 柳澤 孝彦さんへ
古い家屋を解体し新築した時に
今まで出会えなかった景色に出会い感激される事がよくあります。
暮らして来た場所の素晴らしさを再発見し地域への愛着も増していく
家だけでなく、庭とランドスケープと調和しやがて風景となっていく建築をつくりたい。
Studio aulaの名前の意図でもあり
予算が少なくても木々を植え、愛でる気持ちを大切にして欲しいと思っています。
私たちには
長野県のどこにいても向かえ入れようと意図すれば日常的に手に入る四季折々の風景が近くにあります。
景色の移り変わりを感じて過ごすこと
家を建てる主題と考えています。
続:キッチンの話
動線がキッチンで交差することを避けたい時
料理に拘りのある場合
独立したキッチンを要望されることも多くあります。
またくつろぎを優先させたいとしたら
キッチンは少しクローズさせて動線が交差しない位置に配置し
リビングを庭や眺望を考えて配置します。
使い勝手だけでなく、景色や庭を楽しむことや今までと違うゆっくりとした空間や時間は
日常に翻弄されるいろいろな気持ちを落ち着かせてくれます。
昨日の続きです。敷地の横が学校という環境の中にあり道路に沿った長い敷地は道と学校と挟まれる形でした。生活スペースを守る様に庭を隠す塀を建物と連続させ、また玄関をリビングとの間に土間として考えました。
道路に沿った塀には開口を設けたベンチを設置し、当初はご近所の手押し車の年配の方に使ってもらえればと考えたものです。その後、今は違う年配の方が散歩の帰りに使ってくださるそうでコンセプトも生きていました。
こんな時ほんとこの家を設計して良かったと感じます!!最高に幸せです!
裏も表もなく、道路であっても気持ちよく日常を過ごして貰えればみんなが幸せです。住宅は個人の資金で建てられますが、まちにあっては共=みんなの景観です。「ミンナノハコニワ」はそんな気持ちで設計しお施主さんもそれに応えてくれて寛容にそして庭を育て地域の環境をほっとする場所にしてくれていました!本当にうれしいですね!