長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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住まいが建つ場所の伐採が終わり
丸太の運び出し作業が進んでいます。
一緒に来ていた鷹のなつくん
まだあどけなく1歳で小柄ですが25年生きるそうです。
どうかなつくんが生きている間
自由な空と自由な自然がずっと残っていますように。
私たちみんなで少しずつ節制する気持ちが地球のためになることを信じて。
来年着工予定の計画の準備期間で
少し南へ行きました。
江戸時代から昭和初頭まで人の営みと共にあった赤松林は今長野県全域に松くい虫の被害が広がり
特に安曇野から松本市にかけての里山で目にする風景が変わって来ました。
長野県のあるべき景観、風景とは何か?
暮らしが変わり残すべき景観が変化を遂げる時に
新しい方向性ビジョンを描いて
長い先の未来を考えることが必要な時期なのだと思います。
先日審査会案件に明治の建物の移築計画があり
意図は外れていることは承知の上で長野県建築審査会にて提言致しました。
春になり音楽家の家
敷地を訪れおぎの林業さんと伐採する樹木、残す樹木の確認をしました。
気持ちが良い敷地にはふきのとうもありました。
春夏秋冬楽しみがある場所です。
写真:IPPEISHINZAWA
少し前まで森の中で暮らしたいと思っていました。
実現する人も多く
日々静かに自然と向き合う暮らしにも憧れます。
しかし樹木の手入れや草むしりが必須の暮らしが自分たちに出来るだろうか?
現実を考えるとハードルが高いことに気がつきます。
昨日の夜は
アングラな素敵な場所でお施主さんのバンドユニットのライブに行き
その前の日は
子供の遊べるこれまた自由奔放なCAFEで子供たちの声に囲まれ住宅の打ち合わせ。
見た事のない景色を
またお施主さんとの出会いから見せてもらう。
人が生き生きと自分らしく輝いている場所に触れ合うと
これもまた「森」の中にいるよう・・
私達の生きる「森」は
こんな風に混沌と時に賑やかで時に音楽と趣味に生きる大らかな人のいる「場所」なのかも?と
最近感じています。
ふと周りを見渡すと
個性のあるしっかりとした生き方を持つ
人たちと関わることが出来ていること。
それが一番大切で幸せなことです。