長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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安曇野市「まつかさねの家」
今日から着工しています。
屋敷林に囲まれた母屋の建つ敷地内で景観に配慮しながらもシンプルな家に住みたいという施主さんの要望に応えるために考えました!
外壁と壁柱に囲まれた曖昧な空間は室内環境を保ち、視線を遮り視覚的に周囲との調和も狙いました。
また室内から壁柱越しに見える景色は変化に富み、黒と白のコントラストに映しだされる背景にある緑はより美しく感じる事が出来るはずです。
模型制作:HOSHINAの為、歪みはお許しをと施主さんにお伝えしましたが、喜んでいただきました!久しぶりに作ったので嬉しかったです。
台風一過でテントを守ってくれた土嚢さん
顔を描いて、てるてる坊主にしてみました。
ガルバニウム鋼板の外壁が張られました。
大きなキャノピーを持つエントランス
内部空間に外を食い込ませたり、コートを介在した事で奥ゆきが生まれています。
床面積は大小とわず、曖昧な空間がある事で
生活の中で自然の介在を実感し光の移り変わりや季節などの事象を体感できます。
空間の豊かさ、住まう事の豊かさ
初めからあるもの、そして作り出していくものあると思いますが
それは建ててからでも多くのものが生まれる事もあるはずです。
床材は一階はウォールナットと二階にはミモザ
ミモザの床材は初めてですが見本以上に木目が綺麗です。
昨日の台風一過、辰野町の現場に行くと強風で大荒れ、横殴りの雨と風に多くの樹木が倒れ枝葉が道路やお店に氾濫し中には車の上に倒れているという場所もありました。
長野県でこの状態では
浸水や土砂崩れなど被害に逢われた地方の方は本当に大変な事とお見舞い申し上げます。
幸い現場ではシートを雨の中で取りまとめ、何とか無事に台風は通り過ぎてくれましたが、これから自然災害は増える事が予想されます。
小さな水路でさえ今にも溢れ出しそうで消防団があらゆる場所で出動していました。
日頃災害に遠い場所に居るという意識は捨てなければならないと実感した出来事です。
さて塩尻の現場「育むコリドー」では基礎工事も順調に進み、10月初旬には上棟予定です。どうか大雨など降りませんように。
佐久の現場の後に、4年前?(早い)に竣工した縁を繋ぐ家へ寄させて頂きました。
大きな親戚の子が来ているのかな?と思ったら
当時幼稚園と建築中に生まれた赤ちゃんが成長した姿でした。
大きくなり本当にびっくりで取り残された感じです。
久しぶりにお話が出来ました!
「繭玉の家」は赤松の無垢フローリングを張っています。
節の無い部分を繋いでいますので、幅広のとてもエコな材料です。
若い大工さん達ですが、腕は確か!慎重かつ丁寧な仕事ぶりに感謝です。