長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
ブログ
BLOG
ナブラノニワは、住宅瑕疵担保責任保険とフラット35の中間検査を行いました。
事前に設計事務所での監理検査も行いましたので、指摘事項もなく無事終了しました。
中間検査では、それぞれの検査官に来てもらい、構造の金物検査、筋交い、面材の仕様・寸法、屋根の防水立ち上がり、板金の立ち上がり、屋根の断熱材、空気層の確保とこれから隠れてくる部分を重点的に検査を行います。
スタジオアウラでは、第3者検査に必ず立ち会います。
それぞれの建築で形や仕様、考え方、コンセプトも異なります。
その様な事も理解して貰った上で検査して貰えばベストだと考えるからです。
ナブラノニワは、これから外廻りを施工しながら内部造作の加工に入ります。
水平ラインは低く長く
それで形は整う時がある。
縁を繋ぐ家の無垢のキッチン
畳のリビング、古い家の障子と薪ストーブを使ったり
少し懐かしい雰囲気になりました。
造作キッチンの良いところは
コンロを自由に選べるところですかね。
このガスコンロはダッチオーブンが使えるし廻す部分がトップについているもの。
設備は掃除の楽なものでIHに!それとも機能よりも形にこだわるか?のどちらかですね。
最近、住宅の内部には漆喰塗りを使うことが多いのですが
理由は微妙なニュアンスが出るからです。
先日のOPENHOUSEで若い方から指摘されたのですが
照明を点けるとムラが目立ちますね。とのこと。
これはクロスの下地ムラに対して良く言われる事ですね。
漆喰塗りでは下地ムラは仕上げにとって致命的、
そんな下地にはとても塗れません。
漆喰塗りは仕上げのコテムラが出るのが良いところ、光の取り入れ方により異なりますが
多くは職人さんにコテムラ程度に仕上げてもらいます。
間接照明を当てるとムラが目立つのは当然の結果、
むしろ嬉しい影なのです。とご説明しようと思いましたが何故か言葉が出ませんでした。
一方外部に漆喰を塗ったのは塩尻の「わくわくら~」一件です。
「豊丘村の位相する家」では黒漆喰を平屋に使いたいと考えましたが地域性から黒漆喰に持つイメージが
暗い。という事で荒壁のベージュに変更しました。
イメージとは戦時中、黒漆喰塗りの外壁が増えたのはB29の攻撃からカモフラージュ出来るから。
と90代の方々にお聞きした事で「戦時中のイメージ」です。
飯田で同業者に聞いても同じ答えだったので大方正解だと思います。
色の持つイメージは地域により異なり、黒壁の町を観光資源としている所もあるくらいなのですけど
やはりそれは地域の持つイメージを考慮していくことを選びました。
店舗併用住宅の洗面に白漆喰と黒漆喰で壁画を描いてもらいました。
左官屋さんは壁匠トーワさん
安曇野、松本周辺では有名な左官さんです。