ナラ材を貼ったキッチン
ワイナリーハウス(仮称)さんで
内装壁塗装工事の前に窓枠や梁塗装の仕上げに行きました。
日曜日は
途中まで曇り空で午後遅くから晴れ・・太陽の光が開口のガラスから差し込んで来た時に
何だか救われるような感覚
どこの現場も苦労して苦労して仕上げに向かって行きますが、思いもよらない事もおこります。
特に水を使った材料は思うようにならない事もしばしば。
考え直せば、建築は工業製品の組み合わせだと認識され全てはコントロール可能だと勘違いしてしまいますが
風の向き、太陽の位置、水分量で全部が違っていきます。
この世で自然相手に生きていれば人の手でコントロールできることは本当に僅かなんだろうと思い知らされる日々。
ただ
施主さんには都度、助けられ本当にありがたいです。
ワイナリーで醸造家さんの話を聞くと、葡萄の種類や機材だけでは同じものは生まれないと。
出来る物も違う事、最後は神様からの贈り物、それしかないという神秘的な分野だとのはなし
五穀豊穣 津々浦々 建築の神様やお伊勢参りを思い出し、頭を垂れずにいられません。
その繊細さに納得する日々です。