信州の建築家とつくる家Vol20　かわるもの、かわらないもの。発刊されました。

スタジオアウラから
茅野市へ移住した家族の起伏の家を砺波周平さんの写真と共に掲載しています。

初めてその場所へ訪れた時にのびやかに広がる丘陵と360度の風景の中で
場所に馴染み自然と生活を営む人との調和に感動しました。

ひとの営みは自然の一部であり支配する　搾取する関係ではないと目の前に広がる風景に未来を見て安心したものです。
55ｍと長い敷地　丘陵に見え道路から高低差3ｍもある敷地を
擁壁を創らず馴染ませていく造成は表土にある草の種子を生かす表土ブロック工法で行いました。

高低差を生かしエントランスから少しずつスキップし室内でいったん下がり外部とつながる回廊、仕事の部屋は内部で一段スキップを設け
起伏に添う計画とし視線の変化も取り入れた設計です。
寒い冬での暮らしを楽しめるよう外とつながる開口としてテラスをリビング、回廊にコーナー窓をリビング、ダイニング、仕事スペースに設けたことで
家族の日常も四季折々の景色も近所の営みも共有できています。

お施主さん　写真家の砺波周平さん
ありがとうございます。