備えるコートハウス
2016年12月~2017年9月 松本市
設計期間 2016年 2月~2016年 11月
セルローズファイバー+外断熱
サーモストリプルガラス
蓄電池+太陽光発電
まず土地の在り方、将来の住まい方を踏まえ2014年より、建て替えか新築かと検討を重ねてきました。
お住まいになっていた土地は平屋を想定すると狭く、また宅地延長による接道の敷地であったこともあり新しい土地で新築という選択をし土地探しを始めました。
年齢を重ねた後の過ごし方や利便性などを想定して見つけた新しい土地は広い前面道路と角地という機能性に優れた土地であったので
通りから内部の生活を守るための庭を介在させ、南に居心地の良い居住空間をテーマに設計を進めました。
動線を考えた水回りは西に配置し安らぎの場所は北にと、自然にゾーニングが出来たように思います。
何度か2階案や南住居が3階建ての為、上からの視線を避けることと冬の光を取り入れるための開口のスタディを重ね、
結果、現在の住宅の形ができあがりました。
この間、小さなモジュールや収納のサイズ、ベンチで座る、暮らすリビングの家具の在り方など実際の暮らし方を考え
円を描いた収納とベンチ、机の優しいラインをつくりました。
内包する豊かさに守られた形、一本のシンボルツリーが生活に潤いを感じさえてくれるシンプルな平屋です。
写真撮影:新澤 一平
庭:三楽
家具:HUMP
ベンチ:フレーム 甲高さん
Detail
用途 | 専用住宅 |
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概要 | 平屋 床面積 45.86坪 |
所在地 | 松本市 |
完成 | 2016年12月~2017年9月 |
施工 | (有)建築工房 時遊館 |