Jun 01, 2018 小田原文化財団 江ノ原測候所 ファウンダー 杉本 博司氏による概説転載悠久の昔、古代人が意識をもってまずした事は、天空のうちにある自身の場を確認する作業であった。そしてそれがアートの起源でもあった。天空を測候する事にもう一度立ち戻ってみる、そこにかすかな未来へと通ずる糸口が開いているように私は思う。転載おわり風景のなかにある建築を眺めると意図を深く感じるために天気(天のごきげん)に目を凝らす駿河湾は綺麗に見えたが富士山は雲隠れしていたこの日雲の流れと見え隠れする太陽と雨に降られ風に吹かれ不思議とやはり「天」を意識していた。ひとの原点は「天」とつながること