Jan 06, 2019 新月伐採 明けましておめでとうございます。天候に恵まれ気持ちの良い新年を迎えております。今日、1月6日は月が視界から見えなくなる日です。古来より日本の木造建築は冬の「新月」の日に伐採すると木が耐久性も良くなり粘り強くなると伝えられ行われて来たとの事を林業で会社を立ち上げられた大町の「やまつみの家」のお施主さんよりお聞きし「林家(りんか)」のお施主さんの山で朝8時より「新月伐採」を行っています。塩尻市北小野の雑木林は東に向かい傾斜していますが、周囲の山に囲まれ丁度8時頃に朝陽がのぼり同時にサワラの木も大きな音をたてながら倒れて行きました。伐採した木は数えたら樹齢75年の「サワラ」で2件の住まいを見守る中心の木となります。山を歩くと、小さな頃を思い出します。静けさの中でも包み込まれるような安心感とわずかな音鳥の鳴き声や葉音。そして冬に生命力を蓄えて春への準備を続ける生きた樹木や下草冬の間も僅かな陽の光を受け美しく生き続ける「苔」の緑この自然が示してくれる美しさは私たちに「創る」力を与えてくれます。今年も「思い」から「場」と「住」をつくりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。