Mar 26, 2022
春分 桜はじめて開く
安曇野市です。
漸く木材が現場に搬入され土台敷きとなりました。
30日にクレーンが入り上棟予定です。
私たちが設計させていただく住宅は
寝室と水回りを含め
生活を中心とした平屋の生活動線をベースとし
二階は低く抑えながら視線の抜けと容積的には
ゆとりをもたせた子供室あるいはLOFTという形が多いことが特徴と思います。
二階はスケルトンとし長期的に可変できるメリットと共に
高さ方向の変化も生活の喜びと楽しみとなります。
笙の家は長い一枚の屋根が連続しながら角度を持って折り
この幾何学的トライアングルが外観の特徴です。
構造設計の上では平面三角法の伸びで構造計算が疎かにならないように
設計当初より計算を前提とし
グリットを持たないグリットで構成し木造の耐震設計の要でもある
N値計算を確実に行いながら方向性を示しました。
これは図面を読み構成してくれた木材加工の担当さんと
手刻みをしてくれた大工さんにご苦労をかけましたが厳しい時代にある中で
施主さんに理解いただき貫いた形と意思であり
設計専業事務所
そして建築家と共につくる家の醍醐味と言えます。
お施主さんにはありがとうございます。