長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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築30年の中古住宅のリノベーションの現場で
これからも同じくらい住もうという計画の為、何より耐震設計が大切だと肝に銘じて監理しています。
30年前の木造住宅をスケルトンにすると今と違う施工方法が色々と見えてきます。
まず基礎の配筋の在り方、筋違の金物の使い方、間取りの考え方や屋根の受け止め方など沢山あります。
今回の補強で耐力壁に足りない部位には筋違に力にあわせた数種類の金物を使い分け、特に力の流れる場所では構造用合板を併用しました。
また、基礎の配筋も縦筋が少ない対処方法として基礎を囲い込み力を受ける専用金物で補強しました。
一回目の検査で大工さんの勘違いなどがあり昨日の2回目の検査で合格としました。
スタジオアウラでは新築、リノベに関わらず許容応力計算の構造計算ソフトを使用し耐力壁や金物の種類の適切な配置方法、震度6以上の地震の際に力のかかる場所のシュミレーションを行います。
この辺の事で構造部分のコストをかけて居る事もお施主さんにご理解頂きありがたいです。
また何よりも大切な事は力の流れを考慮し人間の頭脳の中でソフトを補っていく事に加え施工精度、監理です。
昨年長野県で大きな災害が2度ありました。
地震はどこの地域でも身近に迫る危機である事は暮らしの中で常に忘れない様にしましょう。
佐久で打ち合わせ。寒さも緩み
外壁仕上げも順調です。
この後で長野市へ
委員を務める県の建築審議会とリノベーションの現場確認と
偶然重なったふたつを終わらせて
塩尻に帰宅
朝8時~夜まで
今日も良く◎働きました!よっしゃ一歩ずつです。
ブラックでも奥行き感のあるテクスチャーは個性的なお施主さんに
とてもよく似合い喜んでもらえそう。。



昨日の日曜日は佐久で計画の打ち合わせでした。
将来の生活も含めていろいろと考えているお施主さんとのお話は楽しいものです。
住宅専門の設計事務所のお休みは不規則で
気が付いたら休んでいなかった~となりがち・・
しかしリフレッシュはなかなか難しい今日この頃です。
何かと親絡みの心配が多くなる年代になり
長崎の実家のこと、塩尻の実家のことが頭から離れません。
そんな時には横に暮らすことの素晴らしさを実感します。
私達の心配事はまだまだ続きますが(そう願います)公私のバランス
こころとからだのバランスを整えて行きたいです。
写真は佐久のひろがる家で家具が入った様子。
木工事も大詰めになりました。

茅野市で着工しました。地層の確認ですが
表土に積雪があっても土には凍結はありません。
畑で使われていた敷地の為、地盤調査の後で
表層を削土し赤土の層まで掘削しランマで転圧し締め固めて行きます。
今日は晴天で天候を見ながら基礎工事を進めます。

昨日は佐久で現場打ち合わせ。
お施主さんと今年初の打ち合わせでした。
しかし監理業務はお施主さんとの打ち合わせより事務所での書類や図面整理、業者さんとの打ち合わせに費やす時間の方が多いです。
今年の年末年始は造作家具の家具やさんと打ち合わせや代理人さんとやりとりなど
お施主さんに見えない場所でより多くの時間を費やしました。
本当に時間をかけて一件ずつ監理させて頂いています。
今日も佐久の現場で建具屋さん、電気屋さん、塗装やさんと打ち合わせです。
今年は現場での苦労や打ち合わせについて
お施主さんへも都度連絡を行い監理業務の状況を理解して頂こうと感じています。
その後、長野市へ
リノベーションの金物検査を行いました。
大工さんには説明していたのですが
図面と金物の状況はかなりの違いがありました。
一度で伝わらないのは設計事務所の仕事に慣れていない工務店さんだと仕方がありません。大工さんには正しく施工する様に何度でも是正して、お施主さんに安心して頂くような施工にもっていきます。


