長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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2年前の12月は何してたのかな?
振り返る時にはブログってとても便利です。
伊那市のくるむ家
くるみちゃん
竣工したのが2年前になります。
塩尻や松本の街づくりに関わり、街の中に入り込むと
そこに展開する人間模様、ずっと継続する関係性や複雑な思いを共有する事の重さを
感じます。
これからの私達にとって住まう事は何か?新しい視点が始まる予感がします。
今月はグループホーム(皆で暮らす小さな家)をトータルにサポートさせて頂くことになり
長いおつきあいが今日から始まりました。
私達はこれまで、ふつうのご家族の温かく個性のある家づくりに主として関わって来ました。どこから見ても幸せで人の良い、そしてセンスの良い!!ご家族に恵まれて10年を向かえます。
街と関わる事でこれからは、より多様性のある住まい方を皆で模索し街の中で解決して行く,そんな中に日本の地方都市での暮らしの本質があると強く感じた1年でした。
建築家の職能で一番大切な事は「問題を見抜く洞察力」と「コミュニケーション能力」だと日々感じます。
最初から全てに恵まれた人は居ないと思いますが,恐らく人間力は自らの問題点を認識し解決に向かう中で、幾度も挫折し立ち上がり年齢と共に備わって来るものなのでしょう。
特別な建築家の中には最初から才能に恵まれた人もいるでしょう!
けれど私達はとても不器用な二人です。
だから年下のご家族が増えてきましたが、施主の人柄に助けられている気がします。
これからの長いお付き合いの中で人と人の関係について、そして沢山の思いやりを感じながら毎日一歩ずつ成長して行きます!
一昨日は大門で忘年会、昨日は近くで忘年会と年末に向かって年の瀬恒例の
スケジュールが慌ただしく過ぎて行きます。
昨日は佐久に行きながら急な体調不良でご迷惑をお掛けしてしまいました。
おまけに帰宅したら猫のろびんも体調不良。
忙しさにかまけて、放っておいたらいけませんね。
動物は敏感に飼い主の心を見抜く様です。
焦らずゆっくりと・・
毎年そんな目標を経てますが実態は丁寧とは言い難い生活をしています。
でも諦めませんよ。来年こそは丁寧に暮らしたい!
そんな気持ちでいます。
安曇野市で竣工したまわる家の竣工写真です。
撮影はいつものIPPEISHINZAWAさん
築30年の中古住宅リノベーション(大規模改修)現場です。
解体がほぼ完了し躯体検査を行いました。
既存図面と耐力壁の整合性を確認し、構造補強計画の再確認を行います。
躯体は図面通りにしっかりと施工されていました。
懸念された床下も比較的きれいな状態を保ち湿気の心配もなくほっとしました。
少し傷みがみられた浴室の土台は取り替え、30年前の強度で足りなかった場所や力のかかる部分等に
今回間取り変更に伴い補強する箇所の構造計算の上、
補強を入れていきます。
スタジオアウラからは安曇野市の「まつかさねの家」を掲載しています。
信州の建築家とつくる家 あるしてくとVo2発刊されました。
是非書店にて手に取ってご覧ください
。
先週末より12月とは思えないほど寒くなりましたが
私達は暖房の中で過ごしています。
一方で寒い中で避難生活が続く
長野の地震で被災された皆様には一刻も早く元の暮らしに戻れます様に願っています。
先週は2度、吉田がJIA(建築家協会)主導にて小川村に行き、被災建物の調査を行う中で、建築家の立場で今出来る事は限られ、もどかしい思いをしながら帰って来ました。
災害があった時は身の引き締まる思いと共に普段からの備えをしなければと強く思うものの、
時間の経過と共につい怠ってしまうものです。
今年は長野県内で多くの方が災害の被害にあわれました。
耐震診断を受けてみる事も大切ですが何より心構えを怠る事は出来ません。
他人ごとではない・・毎日そう自分に言い聞かせていきましょう。
3年前に完成したマンションのリノベーションが
宝島社の心地よい部屋をつくる100RuLesに掲載されてます。
住まい手のHachiさんによって良い味が出てきています。
自邸に限らず
ざっくりとしたリノベーションが出来る賃貸が都会ではたくさんありますが
松本、塩尻ではなかなか・・・
退去即クロス張替完了!も良いんですが綺麗過ぎませんか?
個の時代にあって
賃貸だって個性が欲しいですよね。
本当にそう思います。→日々実感。