長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所

ブログ BLOG

Nov 30, 2011

蓼科の家

水平ラインは低く長く
それで形は整う時がある。

Nov 26, 2011

キッチン

縁を繋ぐ家の無垢のキッチン

畳のリビング、古い家の障子と薪ストーブを使ったり
少し懐かしい雰囲気になりました。

造作キッチンの良いところは
コンロを自由に選べるところですかね。

このガスコンロはダッチオーブンが使えるし廻す部分がトップについているもの。
設備は掃除の楽なものでIHに!それとも機能よりも形にこだわるか?のどちらかですね。

Nov 22, 2011

黒漆喰と白漆喰

最近、住宅の内部には漆喰塗りを使うことが多いのですが
理由は微妙なニュアンスが出るからです。

先日のOPENHOUSEで若い方から指摘されたのですが
照明を点けるとムラが目立ちますね。とのこと。

これはクロスの下地ムラに対して良く言われる事ですね。
漆喰塗りでは下地ムラは仕上げにとって致命的、
そんな下地にはとても塗れません。
漆喰塗りは仕上げのコテムラが出るのが良いところ、光の取り入れ方により異なりますが
多くは職人さんにコテムラ程度に仕上げてもらいます。

間接照明を当てるとムラが目立つのは当然の結果、
むしろ嬉しい影なのです。とご説明しようと思いましたが何故か言葉が出ませんでした。

一方外部に漆喰を塗ったのは塩尻の「わくわくら~」一件です。
「豊丘村の位相する家」では黒漆喰を平屋に使いたいと考えましたが地域性から黒漆喰に持つイメージが
暗い。という事で荒壁のベージュに変更しました。

イメージとは戦時中、黒漆喰塗りの外壁が増えたのはB29の攻撃からカモフラージュ出来るから。
と90代の方々にお聞きした事で「戦時中のイメージ」です。
飯田で同業者に聞いても同じ答えだったので大方正解だと思います。

色の持つイメージは地域により異なり、黒壁の町を観光資源としている所もあるくらいなのですけど
やはりそれは地域の持つイメージを考慮していくことを選びました。

Nov 21, 2011

左官

店舗併用住宅の洗面に白漆喰と黒漆喰で壁画を描いてもらいました。
左官屋さんは壁匠トーワさん
安曇野、松本周辺では有名な左官さんです。

Nov 15, 2011

生きてきたかたち

空間には生きてきた形が現れてくる。
住まう人のかたち、使う人のかたち、設計した人のかたち。
すらっと生きてきた人はすらっとスマートなかたち。

でも試行錯誤や紆余曲折もまたそれも個性。
うちにわ そとにわでも前の家で使っていた欄間と書院や地板を使用。

この位相する家でも
束石とこの金物(解体した倉庫で使っていたもの)を使いました。
何でも戦後、火事になり困っていたら近所の鍛冶屋さんが作ってくれたものだとか。

町歩きをした際にこのタイプの(小庇を支える鉄)を古い蔵で見つけた。
古くさい?垢抜けない?そんなことより私にはキラキラして見えるのだ。

PAGE TOP