長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所

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Sep 28, 2017

初の大鹿村

火曜日の夕方から一泊で大鹿村の「馬之亟」さんへ行って来ました。
馬之亟は旅館というよりも自然からの恵みの食事を堪能する場所

天竜川の流れの音に守られて一晩良い休暇をとれました。
眼下に広がる地形の中で地滑りの跡が気になり
女将さんにお話を伺うと
かつて伊那地方を襲った大きな自然災害「36災害」の爪痕だとのこと。
伊那地方で起こった災害だとは記憶にはあったものの
稀にみる降水量の多さで弱い地盤が一気に崩落し犠牲になられた方が数多くおられます。
大鹿村を訪れ自然災害の怖さと自然と共に生きる強さと豊かさに触れることができた事が収穫でした。
大鹿村は現在、リニア線の工事中
松川ICからの生活を支える国道が蛇行しているのに多くのトラックの往来があり大変な状況を目にしました。
また自然と共存する暮らしの静けさもなくなり
観光資源としての価値も薄れてしまうことが懸念されます。
リニア問題は信州に住んでいても遠い問題でしたが、大鹿村という尊い生態系や暮らしの残る場所で、
これほどまでに自然を壊す工事が行われている現実を目のあたりにして
驚きを隠せませんでした。
しかし馬之亟での暮らしの豊かさは変わらず、ご家族が育てた野菜はもちろん、釣りの成果、山のマツタケや雑キノコなどなど
驚くような五感に響くおご馳走、
川の幸、山の幸をふんだんに使った美味しい料理を堪能させて頂きました。
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