Aug 07, 2017
配筋検査
凪の家 ベースの配筋検査も問題なく完了しました。
人口減の社会の中で
まず問題になるのがインフラのこと
市町村単位で上下水道や水路の維持・管理は当たり前の時代がやがて数十年後には市町村に寄っては維持・継続が出来なくなるだろうと予想されています。
国からの補助金をあてに出来るのも今だけの話
そのあとは施主力と経済力と逞しさが必要になってきます。
そんな中で、小さな土地と家で暮らす事を選択し
主要な道に位置したこの土地を購入されたお施主さん
子供達にも無理な負担にならず、将来も安心です。
先日、ある村に行って来ました。
10年後のインフラはどうか?
気象条件も変化している今の時代に残すにはあまりにもリスクが高く
不可解な増改築を繰り返された建物を維持していけるだけの力が子供たちにあるのか?
そして子供が老人になるころ80年後の先までどんな維持管理費が必要になるのか?
真剣に試算していくべき建物でした。
平地ならまだしも谷の内側で水みちも出来、数十年放置したまま経過し膨らんできた前の土手などの地形の変化、
更に交通状況の変化で切り取られた敷地や屋根、維持が立ち行かない田畑の現状そして農村構造の変化。
これからもっともっと強大なありとあらゆる変化が起ころうという時代にあまりにもリスクが高い。
「先」を見据え、施主力を見据え計画を再考すべきだろうと思います。