長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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暑さ、寒さに関する快適性を確保する建物の基本性能は、外界との熱の出入りを抑制する機能で評価します。快適に夏を過ごすためにはまず断熱性能を高めると同時に窓からの日射遮蔽措置を講じることです。簡単に出来ることではサッシのガラスの性能を高めると同時に日射の調整機能は敷地の条件により異なりますが主な居室(居間を含む一体空間と寝室)の東/西/西面の外壁(南面+-15度)の室内環境への影響が大きい開口部への対策を生じる事により日射の調整ができます。
周辺環境に配慮、資源を大切に使う、まちなみ生態系に配慮する、ゴミを減らし環境性能を高めるなど間取りの配慮でエネルギー低減を図りました。
うちにわ そとにわ で建築環境総合性能評価を数値で表すとSランク(エクセレント)になります。しかし全てが数値の評価で決まるものではなく、住んでいく人の住まい方により建物のエネルギー効率は明らかに違っていきます。
またうちにわの中で犬も猫も植物と暮らすことも出来るよう生きているものと共に住んで行く形を考えました。私達はゆるやかにシンプルな設備で室内環境を調節し自然環境や植物と共に暮らす住宅を目指します。
松本市 露地の工事が進んでします。
足元が固まると家も落ち着く。
豊丘村から連絡を頂き行って参りました。既存の母屋と新築した住宅を繋くための回廊を創りたいとの事、新築当初より二期工事でと聞いていた工事、引渡しより1年以上経過し、また新たな視点より眺める敷地と住宅とご家族に本当にありがたい思いです。
回廊で繋ぎ庭を創るとアプローチも漸く形が整うと計画当初より思考、これにて漸く完成形が見られるとウキウキしてしまいましたが私達二人に手づくりのシフォンケーキとジェラートと野菜スープでおもてなし頂いて「男の料理」っていいですなぁ~としみじみ~ここんとこよろしく「男の料理」って→強調
引渡しには修理が間に合わなかったお祖父ちゃんの古箪笥がリビングに置かれていますがこれも私達にとって大切な思い出のひとつ。
松本の現場
今日も行って参りました。外周り工事中です。
松本市の「うちにわ そとにわ」はペンダントMAYUHANA(TOYO ITO)他の照明器具はLEDを光源とした照明としています。
LEDの利点は既に認知されていますが、高寿命、省電力消費と発熱が小さく室内環境に影響をあまり与えないことなどです。その一方で光の広がりの少なさと色温度の乏しさで空間としての楽しさや演出が不足しがちと今までは言われていました。
しかし着工時の春に選んだ照明器具は殆んどが品番が変ってしまうほどLEDは日夜進化して完成直前になり再度、さまざまなカタログを見直した所、シームレスラインのLEDが発売されていました。
このチューブ状のLEDのコンセプトは「末端まで光る」というもの。
選択の巾の広さはサイズが300ミリから1500ミリまで、空間の居住性を決定(これが感じる部分としてとても大切)ずける色温度が選択できるという点が利点で5400ケルビンから2800ケルビンまで5色あることです。更に調光型も屋外型もある上に光の広がり方も選べるという優れものでした。
5400ケルビンー殆んど蛍光灯色
2800ケルビンー白熱色
空間によって様々な光が選択出来ることは光の演出を考える上で重要、そこでこのシームレス管を土間とリビング建具の上に間接照明として使う事にしました。
→吉田の手がある部分です。
ちなみに吉田は慎重派、強化ガラスの寸法を自ら計測中です。万が一の地震の際に建物の揺れと追従し、割れが防げるようガラスが横にスライドする為の収まりを検討している姿です。