長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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上棟に向けて土台敷き
暑さが厳しくなり大変な時期
数年前まで丁度良い季節だった6月も温暖化で真夏の様に熱中症に気をつけなければ。余地の少ないコートハウス、上棟まで前の道路を通行止めにしています。回遊性がある角地のため迂回路はあるもののご近所の皆さまにはご協力いただき本当に感謝いたします。
基礎工事が順調に進んでいます。
木工事が進んでいます。
大工さんが5人入っているのでどんどん進みます。今週から松本市内で上棟に向けて準備があり大工さんが分散していきます。外壁耐力壁に
最近はハーベストウッドパネルを使っています。延びもあり通気性もある優れた材料です。
屋根のガルバリウム鋼板工事中です。
建物の断面と屋根の形状は内部空間に落ち着き安らぎくつろげる天井の高さと意匠性と断熱材、電気配線や設備の収まりから考えています。そうは言っても木造のスパンや躯体の梁の掛け方から最後はやはり平屋の軒先と重心の持つ美しさを優り試行錯誤しそれでもなるべくスケールを抑える努力をします。
メリットは偉大な建築家吉村順三さんの言葉を借りると全体を低く抑えることで全体のコストも下がり周囲の住環境にも配慮し建物が主張する事無く控えめな印象になる。
勾配も緩やかにすれば雨が漏らない素材と収まりに適う物を使い雨の集まる谷の部分は最近の大雨と将来の更なる天候を
考えると過剰なほどかなり気を使います。
敷地内で処理をするのは雨水の都市計画上の決まりがあるので外部からの雨水の侵入を防ぐこと敷地内で効率よく浸透させること浸透が難しい土壌の場合には通常より深く大きな雨水桝を設けることと雨水桝からの経路を確保するための処理を考えた上でコートハウスの計画は成立します。
簡単なところではコンクリートを打つよりも芝生や樹木を植えることが雨水処理をスムーズに浸透させることができると考え庭と住まいとの関係を大切にしています。
夕方より配筋検査を行いました。
ガスやさん水道やさんとも打ち合わせを行い上棟に向けてプレカットや材料検査の段取りなど下準備も進んでいます。