長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所

ブログ BLOG

Dec 23, 2018

上棟式



藪原駅前の「ひなぎく美容室」さんで
上棟式でした。

藪原は木曽の中でも冬は積雪が多く既に雪が吹雪く日もあり寒さも自然との闘いも厳しい場所です。
敷地北側にある河川は昭和中頃に土砂災害があり
旧店舗であった建物はその際に腰上まで土砂に埋まったそうです。
その際に土砂のかき出しや汚れた畳や室内の後始末の事などでご苦労され復旧された話、今の店主の「80代後半のお母さん」が昭和初期にハイカラな美容院として開業された事もお聞きしました。

当時のパーマネントの機械(宇宙服の頭の様なものに電熱線がたくさんある)もお店にあって色々な記憶と物語を持つお店です。

母屋、物置、店舗と宿場町では日常風景ではありますが、連携が必要な工事です。
この建物の連続を解体時には切り離し、そして復旧、仮店舗工事と時遊館の大工さん達と連携し
お施主さんの段取りも素晴らしくスムーズに工事がここまで進んで来ました。



お母さんも張り切って創ってくださった木曽地方の「大平汁」やオコワ(お赤飯)も頂きました。
私達はひとつひとつの事柄にこもった気持ちに応える様にひとつひとつに思いを込めて職人さんと共に良い場所をその場所の「記憶」として創り、また留めて行きたいと思います。
お施主さん、本当にありがとうございました!

Dec 20, 2018

地盤改良

伊那市の店舗併用住宅では柱状改良を行いました。

調査結果を読むには、土地の成り立ちを知り粘土層と礫層か砂質土が表層下の深さでどの位置で連続しているのか
または断片的なのかで自沈予想や液状化の可能性などが変わります。

今回は敷地の隣が田、成り立ちも田であったことと残念ながら不動産業者の行った盛土が粘土質の土で
転圧が不充分であった事などが重なり、あえて柱状改良を行いました。

地耐力は微妙な数値ではありましたが、将来の安心の為に
念の為に柱状改良を行い、また改良を行っている期間中に敷地の角を見ると少し水で土が陥没している場所が出現し結果柱状改良を
行う事が最適であったと確信するに至りました。



Dec 11, 2018

木材検査

来週上棟予定「ひなぎく美容室」さんの構造材木材検査を行いました。
水道が民営化され水源も山資源も外国の資本が買いあさり・・という
「日本売り」の話題を耳にします。

見渡してみると食料やエネルギーなどを始めとして私たちの生活は自立して生きることが
困難な時代にあります。
大きな流れは見ているだけで変えられそうもありませんが、
出来る限り国産材を使う、近くで採れたものを食べる、衣食住の身近な事から一歩ずつ
「地産地消」を意識して生きて行こうと思っています。

Dec 03, 2018

マンションリノベーション施工中

松本市内、中町近くのマンションリノベーション工事も造作工事、電気工事が進んで来ました。
天井は出来る限りコンクリート現しに、壁は下地の上にこれからラワンべニア仕上げ
マンションで済む方がいる中での工事は工務店さんがとても気を使う仕事で住んでいる住民の方のご協力無くして進みません。

本当にご協力ありがとうございます。

PAGE TOP