長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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建築学会の研修会に参加させて頂きました。
岐阜県にある老人福祉施設「もやいの家」 ディサービスも行う2ユニットグループホームです。
固定観念にとらわれず、よりヒューマンスケールで、介護者からの視点ではユニットというよりも、もっと臨機応変な空間の使い方と想像力により空間を生かしていくという施設の創り方を体感しました。
設計者の大建met平野氏からの解説もあり、グループホームという概念に捕らわれ過ぎず、様々な条件とプログラムを合わせた最適解によりつくりだされた場所は事業者と岐阜県担当者と設計者3者が目指した方向性「利用者の過ごしやすさと、もっと人間らしい暮らし」を探究する強い信念によって生まれた場所だと理解できました。
様々なソフト面から取り組みも工夫がされ、この日は1階大開口が設けられた広間で外部と直接繋がり、アニマルテラピーを行うべくわんさんが活躍していました。こんな場所が出来たら良いなぁ。
この後、大建metさんのコンテナ事務所を見学、懇親会まで参加させて頂き日常とは違う分野の専門家の先生方と交流し、多くの刺激を受け過ぎたのか風邪をひいて数日間寝込む事に・・
それにしても小さなコミュニティから大きなコミュニティまで、形にとらわれず最適解を導き出す、この手法が素晴らしく、地方都市でどの様な形を創っていけば良いのかまた、社会との繋がりや関わり方について私たちが目指すところが少しずつ見えてきた様に思います。
施設の皆様、関係者の皆様、貴重な機会を頂き本当にありがとうございました。
建築士会の社会貢献委員会の一員なので調査に参加しています。
築200年近い民家や門屋などが見ることができ楽しい一日でした。
20年前の調査より解体された物件は今のところなし。松本の震災の際に壊れた蔵も大部分が補修されていて地区の人達が景観という意識を持ち暮らしていると感じます。
熱弁もあり、調査は楽しい勉強会の様です。
最近茅野駅に行く機会が増えたので県内では中堅の市にある茅野市民館と塩尻の交流センターとの違いについて考えてみました。
茅野では図書館、美術館、芸術館、CAFE、駅のハブ的な要素など用途が複合化している一方で塩尻は図書館が充実し会議室、調理室があり、なんといっても自由に使える椅子やテーブルが設置された空間が散りばめられ目的が無くとも居心地が良いというところが良いところです。
多くの役割を与えられた茅野市民館は休日でも人の姿はまばらに感じられました。
一方、塩尻は隙間の様な空間にも多くの若者が勉強したり話し込んだり、PCを触ったりする姿が見られます。また人が交流するしくみが沢山あり結果イベントが生まれ人と人の交流が活発化、方向性はより未来型で成功している好例だと最近肌で感じます。
ガラスに映る八ヶ岳が美しい茅野市民館のスロープ状の図書館は席数は少ないけれど居心地が良さそう。
極寒の中での基礎工事はコンクリート強度を30KN/㎡(通常より2ランク強く)水セメント比47.5%で打ち込みます。
新年早々、新しいご相談の方が来てくれた!春からわくわくし、午後は厄除けのお寺で恒例のだるま購入。
だるまにはス
ダジオアウラの文字が!どんまいです。春から字数が増え縁起がよろし
野尻湖の続きです。
久しぶりに足こぎボートか遊覧船か迷ったあげく降りてきた小学生の顔色を見てあひるボートは辞めて正解っでした。遊覧船は犬も一緒に乗れるのでお隣の席に座った2歳の豆柴君と友達になりました。
かなり臆病だと聞いたので触ることはせずお話をしていたら突然年配の方が数名「豆柴君!」の頭をなでまくってわんこパニックになってました。
わんこは可愛いですがむやみに触るのは控えましょう。
という私も以前はつい触っていました(反省)
改装されたミッソーニカラーの部屋の絨毯が窓の緑と調和するには
面積比が大切だと改めて感じた。
そもそもインテリアからホテルを見る前にホテルは湖に近い山の尾根に沿って建っている。建築はランドスケープ的で極力自然を壊さない様に配慮しかつドラマチィックな空間を作り出している。
尾根に沿ってゆるく曲がる廊下には高窓や随所にある抜けたテラスとスリット窓があり、効果的な光を通路に落としこんでいる。建築は赤茶色のレンガで全体が作られ外観の派手さを排除し目立つ事のないように森の中にある。
主張しない建築であるが随所に抜けを作り効率を優先せず地形を生かしたホテルは、一方で派手でありながらデザイナーにより部屋付露天風呂、驚きのテラスプライベート優先という画一的でプロトタイプ化された現代のデザインホテルとは一線をひく。
是非長く営業を続けて欲しいです。