長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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色の持つイメージ
好きな色がその場所にあうとは限らないので選択する際には難しい局面も生まれるものです。
住宅は店舗と異なり住んだ後でいろいろな色を持つモノが置かれます。
特にそこに進出色があると日常に違和感をもたらし調和とはかけ離れた空間を創ってしまいます。
やはり塗り壁には落ち着いた色をお奨めします。
ろじとろじのいえでは進出色のご要望もありましたが最後に選んだ色は藍色。
日本古来からある色は生活に寄り添う落ち着いた色..結果良し!ではないでしょうか。
照明器具(ペンダント)は年齢や器具の寿命や気分を変えたい時に数年で取り替える事も多いものですが
壁の色とは恐らく一生のお付き合い。
青い窓枠の向うに見える緑の(コバルトブルー?)フェンスは進出色で境界線を強く遮っています。
生活に密着する事の無い色の存在はどうしても空間の連続性を遮り不調和を感じさせるものになりがち…
結局、色の持つイメージ、そして家へのイメージは、調和が重要ですので今回は外観も内観もギリギリのところで調和し、程よくバランスがとれた家になりました。(但し水周りは夢空間か)
松本市の現場竣工し明日の見学会を待つばかりです。
職人さん達は今回も本当に頑張ってくれました。
母の使っていた古いミシンのある内路地です。
藍色は施主さんの好きな色
松本の現場ろじとろじのいえ
仕上げ工事中です。
ろじとろじのいえは
お施主さんとの会話から生まれた家です。
「路地を入るようなアプローチにしたい」その一言からいくつかのろじのある家を計画しました。
家の中にも内路地があります。
植物を置いたり外に出たり外を内に介在させた事で
生活にも彩が生まれます。
露地には植栽、下草も植えます。
露地からの視線も考えました。
GW連休明けの初日。
竣工まで残り1週間となり、建具屋さん、電気屋さん、設備屋さん、三楽さん、鍛冶屋さん・・・と現場は大人数の職人さんが入り、完成と言うひとつの目的に向かい一丸となって進む、この時期のこの雰囲気がとても好きです。
と呑気な事を感じつつ
追い込みの一週間となりますが、完成見学会、竣工に向けて更に良い家になる様に最後の詰めをしっかりやらなければ!本当に最後まで気を抜けません。
朝早くから「くるむ家」の地鎮祭。
伊那に向かう途中は滝の様な雨模様、地鎮祭が始まると小雨になり、降神の儀の時には晴れ間に変りまさに神がかっていました。これは何か良い予感の前兆か?と感じるようなお天気でした。
くるむ家は実家の敷地、更に続きの横の畑を買い増してアプローチから続く場所、少しあがってプライベートな場所へと続く家です。