長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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2020年~2050年までに予想される人口と世帯数の激減は
主に都市圏から1時間の通勤エリアが著しくなるということだ。
大都市圏、都市圏では緩やかに減少し
一方の地方の集落では戦後より既に緩やかな減少が続いている事もあり
顕著さは見られない。
しかし今後はライフラインの確保
自治体の予算規模縮小などにより集落の中で生きる場合
より自己防衛の意識が必要となっていくと
思われます。
限界集落の中で建替えの相談があり
9月末に現地を見ることになりました。
流水を家の中に取り入れたり風力発電など検討するべき課題が
多く住宅の間取りや創りと併用した循環型住宅を考えて行きたいと思っています。
最近の仕事で多い、ご両親の土地や先祖代々の土地というのは
クリアーしなければならない事が意外とあるもので
時間が必要な場合も多いものですが
なんとか克服するべくやって行きましょう!
何も問題のない計画はひとつもありません。
粘って時間をかけていけばクリアできるはずです。
最近、打ち合わせのリズムについて聞かれる事がありますが
着工まで半年から8ヶ月の場合には2~3週間に一度の打ち合わせ、
そして
着工の目処が1年後.2年後になる事もありますが
その場合でも1ヶ月に一度か2ヶ月に一度、顔を合わせ確認を行いながらモチベーションを保つ
ようにしています!
着工まで6ヶ月から1年というのがリズムも良いですけど
着工までの時間が長い場合には
暫く時間を空けてもう一度考えるという事も方法としてありますね。
佐久で計画中
好きなもの ジュゼッペぺノーネ
ゲルハルトリヒター
若林 奮
青木 野枝 さん….
曖昧な境界
独自な感性とこちらも楽しく計画しています(奥さんはオトナ)
帰宅する道すがら電話を頂き塩尻でまた一件、進んで行く事になりました。
塩尻に事務所を構えて5年、漸く地元の方にも少しは認知していただく事が出来てきたのかな?と
感じました!
母屋のある敷地の横に建てる住まいは
調整区域という事、諸条件との折り合いなど
克服していく部分が多いのですが
親孝行なお施主さんご夫婦と野球少年な息子さんの家を創っていくのが楽しみです。
松本の現場
アプローチを兼ねた塀にはベンチがあります。
こうして家族で使ったり、そして向かいの90歳超えのご婦人が使ってくれたら
願ったり叶ったりで嬉しい装置です。
ベンチの上四角い窓からは隣の敷地の学校の渡り廊下が抜けて見えるような
場所になってます。
そしてここでは
現場に居ると合唱の練習が聞こえて来る事もあり
心が洗われるよう。
涙が毀れそうになった日もあります。
あの頃の純粋さをいつの間にか
忘れてしまっている私たち。
幸せって案外近くにあるものですね。
今日の打ち合わせは敷地内にあるむろを生かし倉庫にする計画。
手堀で掘られたむろの中は通気も確保され夏涼しく冬は暖かいという状況で
詰まれた石もしっかりしていますが補強していく予定です。
また昨日の打ち合わせは松本では珍しい煉瓦造の建物のある前の敷地での計画と
考え甲斐のある不思議な敷地の計画が進みます。
昭和ではおなじみの「むろ」ですが、冬には大根や白菜などを貯蔵、夏でもジャガイモが芽が出るのが
遅くなり重宝されていました。
小さい頃、悪さをすると閉じ込められる!そんな場所で…
実際お仕置きで閉じ込められた事もありますが、ジメジメしてとても怖い場所でした。
それにしても何でお仕置きされたのか全然覚えてません。つまらないことだったと思います。
欲しいものが買ってもらえず泣いていたり、今の時代では考えられない事かもしれませんが
まぁまぁ楽しいむろの思い出です。