長野県の建築設計事務所 スタジオアウラ一級建築士事務所
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松本市で引渡し
土地探しから3年半
施主のKさんの思いが実った住まい
車庫があって雨に濡れないような家をと親心から予算調整の中でも
お話しがあり心残りもありましたが
完成した家には思いを込めた中心があってKさんが
例え雨に濡れても風に吹かれても必ず守り全てを包み込んでくれると信じています。
桜並木のある南の敷地を借景として大開口と大きなテラスを設けました。
2階は高さを低く抑え1.600㎜から始まる天井が屋根の形状に添って広がります。
1階の天井高も2.100と低く抑え吹抜から見える景色を切り取るように
ダイナミックな空間と桜の樹木によって日々を感じ季節の変化を齎してくれました。
北に配置したトップライトからの光を中心におき
東西の開口は抑え道路面に水回りとシューズインクロークなど機能を配置し
リビングが守られるような場所と考えました。
多くの方の協力と拠り所となるご近所の方々
そして思いを込めて施工してくれたMAC(エムエーシー)と
計画の中心にある「祈り」の間お厨子を製作してくださった前田純一さんに深く感謝申し上げます。
竣工写真は来春 庭のできたあと桜の季節になります。
松本市の住宅竣工し引渡しの日を迎えます。
これまでの日々を振り返り
土地探しから予算調整そして
工事期間中の日々と
いろいろがあって当たり前の時代を
無事に乗り越えてきた施主さんに本当におめでとうございます。とお伝えしたいと思います。
今日内部足場も外れる予定
竣工まであと10日余になりました。
松本市島内の現場では木工事が完成し外観検査を行い足場が外れました。
竣工まであと1か月内装工事中です。
松本市島内の現場です。
土地探しから時間をかけて進んで来ました。
探しはじめて半年後
新しい分譲(3区画)が造成される前
情報を得ることが出来ました。
南に季節を感じ手入れがされている桜並木のお隣の庭と園路があります。
初めて見た時から
面積は小さくても借景と共にある
緑に包まれる暮らしを思い描くことが出来ました。
また
通学や通勤も近く安全面も問題がなく
最適な土地だったことが決めてでした。
計画を進めるにあたり祈りのスペースは要となりました。
当初は生活スペースに近い場所の意図で1階に祈りの間を配置していましたが
検討を重ね予算調整を経て2階へ
2階天井高さは桁側で1.700からはじまり宝形屋根の形状に添って
頂点へ向かい広がっていきます。
2階の低さと1階の高さのメリハリと
開口を南の開放感と通風という用途だけに絞り、トップライトからの光を北側から入光したことで
優しい光が祈りの間に向かい解放されていきます。
UA値 0.33 断熱等級4
桁高が低いことを考慮し天井断熱は ネオマt=90㎜ + 高性能GW140㎜+@としております。