松本市で2008年12月竣工した住宅です。

長野県産材（根羽杉）を構造材に使っています。

土地探しの段階から計画を進め,その過程の中では平屋・総２階・Ｌ型プランなど

様々な計画を検討しました。

最終的に敷地の諸条件と全てを重ね合わせていく中で完成した現在の形が最前のプランでした。

1階（玄関＋ＭＢＲ）と1.5階（パブリックスペース＋ＬＯＦＴ）のそれぞれのＢＯＸ（空間）を

光の回廊で繋いだコートハウスです。

Armoniaとはイタリア語でハーモニーを意味します。

色と形のかさなりとハーモニーがテーマのこの住宅で上下の繋がり、

内と外の繋がり、そしてさまざまな空間の繋がりと視覚から感じる楽しさが生まれています。

玄関戸を開くと正面のガラスから透過して薪ストーブが見られます。全て隠すことではなく、見せることと隠すことを共に考慮した家は優しい家だと考えています。

施主が一部壁塗り（珪藻土左官塗り）と床塗り（オスモ塗装）を少し苦労もありましたが施工しました。