月の間の家
2016/6月 長野県塩尻市
塩尻市で竣工した住宅です。
床面積は約30坪ながら収納計画を細部まで考え室内干しや生活動線も確保したきちんとした暮らしができる住宅となりました。
分譲地にありながら、駐車場を中心としないリビングとダイニングからの広がりとプライバシーを確保した鋭く伸びた屋根に守られたエントランスを住宅の象徴としました。また駐車場とアプローチ、庭スペースをそれぞれ混在させず分けた事で来客や通りの視線を気にせず庭を取り込み、ロールスクリーンを下さずにノビノビと生活することができます。
写真撮影が趣味なご主人と庭や緑に愛着を持つご夫妻にとって、長いアプローチも月を見ながら一歩ずつ楽しんで、この家が人生のひと時を振り返る場所になる様にと考えました。
一階に生活主体を置くことで2階は景色を眺めつつ趣味を楽しむゆとりのある書斎と本棚を中心に生活のメリハリをつけ、明日への活力を生み出すスペースとなりました。
写真:IPPEI SHINZAWA
Detail
用途 | 専用住宅 |
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概要 | 木造2階建て |
所在地 | 長野県塩尻市 |
完成 | 2016/6月 |
施工 | 建築工房時遊館 |